前場コメント No.4 コカコーラジャパン、メディパル、塩野義製薬、エレコム、ピープルなど
★9:04 コカコーラジャパン－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 「中計が映す不安な未来」
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579.T>が3日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、「中計が映す不安な未来」とコメント。投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続、目標株価を2670円→2150円と引き下げた。
同社は先月に20～24年度の新中期計画を発表したが、市場が成熟化する国内市場で、未だに数量成長を追求し、設備投資を大幅に拡大させる戦略は、理解に苦しむとコメント。また、業界最大手のコカ・コーラグループが、この先しばらくはシェア重視の戦略を執ることで、必然的に業界構造にネガティブな影響を与えることになる。
同社は販売量を増やしながら、大規模なコスト削減の実現を目指す。しかし、数量追求よりも、生産拠点や自販機の整理を進めて固定費の削減を図る構造改革が必要。向こう5年間の設備投資額は約3500億円と多額、しばらくフリーキャッシュフローはネガティブで推移、自社株買いの余力は低下する。ＳＭＢＣ日興予想のROEは3年後も3.7％と低い、株価の下方圧力がまだ続くと考えるとした。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579.T>が3日続落。ＳＭＢＣ日興証券では、「中計が映す不安な未来」とコメント。投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続、目標株価を2670円→2150円と引き下げた。
同社は先月に20～24年度の新中期計画を発表したが、市場が成熟化する国内市場で、未だに数量成長を追求し、設備投資を大幅に拡大させる戦略は、理解に苦しむとコメント。また、業界最大手のコカ・コーラグループが、この先しばらくはシェア重視の戦略を執ることで、必然的に業界構造にネガティブな影響を与えることになる。
同社は販売量を増やしながら、大規模なコスト削減の実現を目指す。しかし、数量追求よりも、生産拠点や自販機の整理を進めて固定費の削減を図る構造改革が必要。向こう5年間の設備投資額は約3500億円と多額、しばらくフリーキャッシュフローはネガティブで推移、自社株買いの余力は低下する。ＳＭＢＣ日興予想のROEは3年後も3.7％と低い、株価の下方圧力がまだ続くと考えるとした。
★9:04 メディパル－野村が「Buy」で再開 医薬品卸の収益性維持向上と新規事業育成を両立
メディパルホールディングス<7459.T>が4日ぶり反落。野村証券では、医薬品卸の収益性維持向上と新規事業育成を両立していると判断。レーティング「Buy」、目標株価2860円として、カバレッジを再開した。
メディセオ事業は前年同期比0.9％増収で、売上高の伸び率は同業他社よりは低いが、同事業の粗利率は価格交渉が順調に進み、6.55％（前年同期は6.50％）と採算改善を実現。医薬品販売価格交渉の難航が見込まれる中で、順調な出足である。販管費は、物流センターのパート化比率の向上や、オペレーション自動化促進による省人化が奏功し、人件費を中心に減少している。6月末の医薬品販売価格の妥結率は57.0％（前年同期は57.9％）と高くない。Q2には10月の消費税率引き上げに伴う在庫差益、20年3月には薬価改定前の在庫差益が、同社にとって一時的な収益として発生する可能性があるとした。
メディパルホールディングス<7459.T>が4日ぶり反落。野村証券では、医薬品卸の収益性維持向上と新規事業育成を両立していると判断。レーティング「Buy」、目標株価2860円として、カバレッジを再開した。
メディセオ事業は前年同期比0.9％増収で、売上高の伸び率は同業他社よりは低いが、同事業の粗利率は価格交渉が順調に進み、6.55％（前年同期は6.50％）と採算改善を実現。医薬品販売価格交渉の難航が見込まれる中で、順調な出足である。販管費は、物流センターのパート化比率の向上や、オペレーション自動化促進による省人化が奏功し、人件費を中心に減少している。6月末の医薬品販売価格の妥結率は57.0％（前年同期は57.9％）と高くない。Q2には10月の消費税率引き上げに伴う在庫差益、20年3月には薬価改定前の在庫差益が、同社にとって一時的な収益として発生する可能性があるとした。
★9:05 塩野義製薬－底堅い ゾフルーザの第3相臨床試験で良好な結果
塩野義製薬<4507.T>が底堅い。同社は2日に、抗インフルエンザウイルス薬ゾフルーザの第3相臨床試験（国内予防投与試験）および（グローバル小児試験）において良好な結果を得たと発表した。
国内予防投与試験では、インフルエンザウイルスに感染し、発熱かつ呼吸器症状を発現した被験者の割合は、ゾフルーザ投与群で1.9％、プラセボ投与群で13.6％であり、ゾフルーザの投与により、インフルエンザウイルス感染症の発症割合はプラセボ群に対し86％減少した。
投与29日目までに有害事象を示した被験者の割合を主要評価項目としたグローバル小児試験では、1つ以上の有害事象を示した被験者の割合は、ゾフルーザ投与群で46.1％、オセルタミビル投与群で53.4％であり、ゾフルーザは主要評価項目について、小児における有効かつ安全な抗インフルエンザウイルス薬であるオセルタミビルと同様の成績を示したとしている。
併せて、ゾフルーザのPA/I38アミノ酸変異株検出に関する特定使用成績調査の学会発表が行われたこと、およびゾフルーザのPA/I38アミノ酸変異株に関する学会発表が行われたことも発表した。
塩野義製薬<4507.T>が底堅い。同社は2日に、抗インフルエンザウイルス薬ゾフルーザの第3相臨床試験（国内予防投与試験）および（グローバル小児試験）において良好な結果を得たと発表した。
国内予防投与試験では、インフルエンザウイルスに感染し、発熱かつ呼吸器症状を発現した被験者の割合は、ゾフルーザ投与群で1.9％、プラセボ投与群で13.6％であり、ゾフルーザの投与により、インフルエンザウイルス感染症の発症割合はプラセボ群に対し86％減少した。
投与29日目までに有害事象を示した被験者の割合を主要評価項目としたグローバル小児試験では、1つ以上の有害事象を示した被験者の割合は、ゾフルーザ投与群で46.1％、オセルタミビル投与群で53.4％であり、ゾフルーザは主要評価項目について、小児における有効かつ安全な抗インフルエンザウイルス薬であるオセルタミビルと同様の成績を示したとしている。
併せて、ゾフルーザのPA/I38アミノ酸変異株検出に関する特定使用成績調査の学会発表が行われたこと、およびゾフルーザのPA/I38アミノ酸変異株に関する学会発表が行われたことも発表した。
★9:06 エレコム－大和が目標株価引き上げ 1Q営業利益は大和予想を上回る着地
エレコム<6750.T>が底堅い。大和証券では、1Q営業利益は大和予想を上回る着地と判断。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は3600円→4200円と引き上げた。大半の品目で売上高が拡大。前年同期比での粗利率アップも続いている。通期、上期会社計画達成に対して安心感があるとした。
エレコム<6750.T>が底堅い。大和証券では、1Q営業利益は大和予想を上回る着地と判断。投資判断「3（中立）」を継続も、目標株価は3600円→4200円と引き上げた。大半の品目で売上高が拡大。前年同期比での粗利率アップも続いている。通期、上期会社計画達成に対して安心感があるとした。
★9:06 ピープル－4日続伸 上期営業益は23％減も会社計画上回る
ピープル<7865.T>が4日続伸。同社は2日に、20.1期上期（1月21日-7月20日）の連結営業利益は7700万円（前年同期比22.6％減）だったと発表した。自転車の好調が2Qまで続き玩具市場の厳しい商況からの下振れを補った。なお、3Q累計の会社計画1億9800万円（前年同期比19.9％減）に対する進ちょくは38.9％となっている。
ピープル<7865.T>が4日続伸。同社は2日に、20.1期上期（1月21日-7月20日）の連結営業利益は7700万円（前年同期比22.6％減）だったと発表した。自転車の好調が2Qまで続き玩具市場の厳しい商況からの下振れを補った。なお、3Q累計の会社計画1億9800万円（前年同期比19.9％減）に対する進ちょくは38.9％となっている。
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