前場コメント No.7 野村総合研究所、川崎汽船、ＮＡＴＴＹ、デンカ、ＦＣＣなど
★9:24 野村総合研究所－みずほが目標株価引き上げ DX関連の業績拡大余地と資本政策を評価
野村総合研究所<4307.T>が反落。みずほ証券では、デジタルトランスフォーメーション（DX）関連の業績拡大余地と資本政策を評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を2033円→2660円と引き上げた。
従来慎重にみていた金融向けの需要前提を引き上げ。業績予想の引き上げや野村ホールディングスから実施した自社株買い1600億円の大半の消却を織り込み、目標株価を2660円と算出。
今後5年、日本企業が進める主要なIT投資テーマであるDXに必要なスキルとノウハウを豊富に有する同社は、大手事業者間で最もDX関連における業績拡大余地を有するとみずほでは注目。併せて、バランスシートも活用した資本効率向上策は純粋に評価されることから「買い」を継続するとした。
野村総合研究所<4307.T>が反落。みずほ証券では、デジタルトランスフォーメーション（DX）関連の業績拡大余地と資本政策を評価。投資判断「買い」を継続、目標株価を2033円→2660円と引き上げた。
従来慎重にみていた金融向けの需要前提を引き上げ。業績予想の引き上げや野村ホールディングスから実施した自社株買い1600億円の大半の消却を織り込み、目標株価を2660円と算出。
今後5年、日本企業が進める主要なIT投資テーマであるDXに必要なスキルとノウハウを豊富に有する同社は、大手事業者間で最もDX関連における業績拡大余地を有するとみずほでは注目。併せて、バランスシートも活用した資本効率向上策は純粋に評価されることから「買い」を継続するとした。
★9:24 川崎汽船－3日ぶりに大幅反発 子会社であるＫＨＬ-Ｇの全株式を譲渡
川崎汽船<9107.T>が3日ぶりに大幅反発。同社は9日に、子会社である"Ｋ" ＬＩＮＥ ＨＥＡＶＹ ＬＩＦＴ（以下、ＫＨＬ-Ｇ）の全株式をＦｒｅｉｈｅｒｒ ｖｏｎ Ｆｅｌｄｅｇｇ Ｖｅｒｍｏｇｅｎｓｗｅｒｔｅ（以下、ＦＦＶ）に譲渡すると発表した。
ＫＨＬ-Ｇは同社の連結子会社であったＳＡＬ ＨＥＡＶＹ ＬＩＦＴ（以下、ＳＡＬ）の持株会社として設立されたが、 2017年7月にＳＡＬを売却した後 、その役割を終えている。ＫＨＬ-Ｇの清算に関わる時間、費用に鑑み、ＦＦＶに売却することが適切であると判断した。
川崎汽船<9107.T>が3日ぶりに大幅反発。同社は9日に、子会社である"Ｋ" ＬＩＮＥ ＨＥＡＶＹ ＬＩＦＴ（以下、ＫＨＬ-Ｇ）の全株式をＦｒｅｉｈｅｒｒ ｖｏｎ Ｆｅｌｄｅｇｇ Ｖｅｒｍｏｇｅｎｓｗｅｒｔｅ（以下、ＦＦＶ）に譲渡すると発表した。
ＫＨＬ-Ｇは同社の連結子会社であったＳＡＬ ＨＥＡＶＹ ＬＩＦＴ（以下、ＳＡＬ）の持株会社として設立されたが、 2017年7月にＳＡＬを売却した後 、その役割を終えている。ＫＨＬ-Ｇの清算に関わる時間、費用に鑑み、ＦＦＶに売却することが適切であると判断した。
★9:25 ＮＡＴＴＹ－急騰 8月の既存店売上高2％増 全店は41％増
ＮＡＴＴＹ ＳＷＡＮＫＹ<7674.T>が急騰。同社は9日に、8月の既存店売上高が前年比2.0％増だったと発表した。上振れは2カ月ぶり。全店ベースでは同40.8％増。
ＮＡＴＴＹ ＳＷＡＮＫＹ<7674.T>が急騰。同社は9日に、8月の既存店売上高が前年比2.0％増だったと発表した。上振れは2カ月ぶり。全店ベースでは同40.8％増。
★9:28 デンカ－ＳＢＩが目標株価引き下げ クロロプレンゴムと電子材料の需要減速で減額修正
デンカ<4061.T>が3日ぶり反発。ＳＢＩ証券では、クロロプレンゴムと電子材料の需要減速で減額修正。投資評価「買い」を継続も、目標株価は4000円→3850円と引き下げた。
19年度1Q営業利益（67.5億円）は同社計画（55億円）を上回ったが、固定費の減少や在庫評価益などが主因で、それを除くとほぼ計画通りとＳＢＩではみているとした。ＳＢＩでは下期に電子材料の数量増加を想定していたが、高機能フィルムや先端機能材料の需要減速を織り込み、電子・先端プロダクツの19年度営業利益予想を10億円引き下げ。加えて、クロロプレンゴム（CR）の販売数量見通しの引き下げにより、エラストマー・機能樹脂の19年度営業利益予想を15億円減額。業績予想を減額するものの、19年度は営業増益を確保し、最高益更新を予想。化学セクターは中間決算に向け、石化製品の採算悪化や自動車・半導体業界の需要低迷で業績予想下方修正が想定される環境下、同社も計画は下回るものの、相対的に収益は堅調と判断するとした。
デンカ<4061.T>が3日ぶり反発。ＳＢＩ証券では、クロロプレンゴムと電子材料の需要減速で減額修正。投資評価「買い」を継続も、目標株価は4000円→3850円と引き下げた。
19年度1Q営業利益（67.5億円）は同社計画（55億円）を上回ったが、固定費の減少や在庫評価益などが主因で、それを除くとほぼ計画通りとＳＢＩではみているとした。ＳＢＩでは下期に電子材料の数量増加を想定していたが、高機能フィルムや先端機能材料の需要減速を織り込み、電子・先端プロダクツの19年度営業利益予想を10億円引き下げ。加えて、クロロプレンゴム（CR）の販売数量見通しの引き下げにより、エラストマー・機能樹脂の19年度営業利益予想を15億円減額。業績予想を減額するものの、19年度は営業増益を確保し、最高益更新を予想。化学セクターは中間決算に向け、石化製品の採算悪化や自動車・半導体業界の需要低迷で業績予想下方修正が想定される環境下、同社も計画は下回るものの、相対的に収益は堅調と判断するとした。
★9:32 ＦＣＣ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 拡販ポテンシャルは大筋で不変
エフ・シー・シー<7296.T>が小高い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、インド低調の余波は大きいが、拡販ポテンシャルは大筋で不変として、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3200円→2900円と引き下げた。
今20.3期の営業利益予想を下方修正。数量効果の逓減および9月以降の為替前提の105円/ドル（従来110円）への変更が主因。生産数量の前回予想比減は、 FCAなど既存顧客の生産低調に加え、販売低調が続くインド二輪車市場への売上依存度がセクター内で最も高い部類といった立ち位置が大きい。今20.3期営業利益予想は155億円と、会社計画160億円を下回る水準へ下方修正するとしたが、円高影響を除くと計画過達。
系列外拡販は、けん引役のＧＭ・フォード向け10ATで今20.3期は計画対比でやや遅れが生じているもよう。しかし、来21.3期以降（2年間）の米国ホンダ外売上高見通しは期初の中計で明らかにされた年平均成長率1割増の目線を大きく変える必要はないとみられる。セクター平均を上回るトップライン成長の発現ポテンシャルが残る点は安心材料とした。
エフ・シー・シー<7296.T>が小高い。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、インド低調の余波は大きいが、拡販ポテンシャルは大筋で不変として、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3200円→2900円と引き下げた。
今20.3期の営業利益予想を下方修正。数量効果の逓減および9月以降の為替前提の105円/ドル（従来110円）への変更が主因。生産数量の前回予想比減は、 FCAなど既存顧客の生産低調に加え、販売低調が続くインド二輪車市場への売上依存度がセクター内で最も高い部類といった立ち位置が大きい。今20.3期営業利益予想は155億円と、会社計画160億円を下回る水準へ下方修正するとしたが、円高影響を除くと計画過達。
系列外拡販は、けん引役のＧＭ・フォード向け10ATで今20.3期は計画対比でやや遅れが生じているもよう。しかし、来21.3期以降（2年間）の米国ホンダ外売上高見通しは期初の中計で明らかにされた年平均成長率1割増の目線を大きく変える必要はないとみられる。セクター平均を上回るトップライン成長の発現ポテンシャルが残る点は安心材料とした。
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