前場コメント No.4 TIS、オリックス、TAC、ローム、イグニスなど

2019/09/19(木) 11:30
★9:06  TIS-SMBC日興が目標株価引き上げ 次の成長にはグループの再構成が必要
 TIS<3626.T>が反発。SMBC日興証券では、次の成長にはグループの再構成が必要と判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は5700円→6100円と引き上げた。
 業績は順調に推移。産業分野では、エネルギー関連などが好調であり、主力のクレジットカード分野では、クラウド型の新しいクレジットカードプロセッシングサービスなどが期待可能。一方、産業分野は今下期は大幅増益となった前年同期比での伸び率が低下することが予想され、クレジットカード分野では大型案件の終了に伴う減収要因もある。それでも、全体としては良好な需要環境が続くと予想し、業績予想を上方修正。増益率が徐々に落ち着いてくるため、株価バリュエーションが再び切り上がることは想定せず、投資評価は「2」を継続。成長を持続するには、分散した状態のグループのリソースの集約や再配置が必要であると考えているとした。

★9:07  オリックス-三菱UFJMSが「Neutral」へ引き下げ 毎年達成すべき目標課すのは難しい
 オリックス<8591.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資会社に毎年達成すべき目標を課すのは難しいと判断。投資判断を「Overweight」→「Neutral」、目標株価を2200円→1940円と引き下げた。
 オリックスの利益の約3割は何らかのエグジット益。投資した資産の価値を継続的に改善させていても、継続的に実現するのは難しく、市場は毎年の増益を確信できない。投資事業のサイクルの関係上、利益水準と比較してレバレッジが高まる局面もある。S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)のRAC比率の考え方では、シングルA格維持のためには100のPE投資をする場合、80以上の資本を持たねばならない。このような厳しい基準では、継続してシングルA格を維持することは難しいと指摘した。

★9:10  TAC-反発 「デジタル教材」提供開始 効率的・効果的な学習を加速
 TAC<4319.T>が5日ぶり反発。同社は9月18日大引け後に、新サービスとして「デジタル教材」の提供を開始すると発表した。
 従来のテキスト教材に加え、デジタル教材ならではの利便性を組み合わせることで、効率的・効果的な学習を加速させる狙い。気になるワードをすばやく検索でき、開いているテキストだけではなく、本棚に収録されている全テキストについて検索をかけることが可能。マーカー、図形の書き込み、しおりなどはブックマーク機能で一覧表示ができるとした。

★9:12  ローム-UBSが「Buy」へ引き上げ サイクルはボトム
 ローム<6963.T>が3日ぶり反発。UBS証券では、サイクルはボトムと判断。レーティングを「Neutral」→「Buy」、目標株価を8000円→11000円と引き上げた。
 UBSではこれまで車載半導体の構造成長は注目も、シクリカル面の弱さと固定費増を懸念してきた。しかし、同社の売上高の先行指標である「電子部品・デバイス」の在庫循環で底打ちサインが出始めたと判断。Q1決算では予想以上に費用を抑制し、稼働率低下に伴う損益悪化リスクは後退。UBSの分析を踏まえると中長期の事業機会は豊富。次世代半導体のシリコンカーバイド(SiC)ではグローバルシェア3位。それにもかかわらず、EV/EBITDAは同業に40%のディスカウントと割安感は強いとした。

★9:15  イグニス-急騰 第32回東京国際映画祭VR特設ステージに「INSPIX LIVE」の技術提供
 イグニス<3689.T>が急騰。同社は18日に、第32回東京国際映画祭VR特設ステージ「Virtual×Real×Techライブ~featuring 直感×アルゴリズム♪~」にバーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の技術を提供したと発表した。
 このVR特設ステージではNTTドコモ<9437.T>提供の通信を活用し、5Gによって実現するVRライブをいち早く体験することができるという。なお、バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」は、誰もが自宅にいながら、音楽ライブやバーチャル握手会に参加することができ、出演アーティストとリアルタイムコミュニケーションを取ることができる革新的なサービスとしている。


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