前場コメント No.8 ニチリン、ディスコ、アクシアル、クレディセゾン、青山商事など

2019/10/07(月) 11:30
★10:12  ニチリン-続伸 グローバル事業体制を再構築と報道 中国では新工場が完成
 ニチリン<5184.T>が続伸。化学工業日報が10月7日付けで、同社がグローバル事業体制を再構築する伝えた。
 新たに中国常熟市で海外子会社最大規模の生産能力を有する新工場が完成。既存拠点である上海からの設備移管を進め、グローバル拠点に育成する一方、欧州では英国拠点を2020年6月に生産を停止し、スペインの子会社を中心に生産移管する計画。また、北米では2つの現地子会社の機能を統合することを検討しており、市場ニーズに迅速に対応できる体制の構築に取り組む。管理体制も整備し「各子会社の状況を横串で把握することで、グローバル活動の最適化を図る」(前田龍一社長)考えと報じられた。

★10:25  ディスコ-底堅い 電子部品やセンサー向け装置が動き出すのは時間の問題 「買い」継続
 ディスコ<6146.T>が底堅い。ゴールドマン・サックス証券では、電子部品やセンサー向け装置が動き出すのは時間の問題と判断。投資判断「買い」を継続、目標株価を20000円→23000円と引き上げた。
 同社はIoT・5Gという構造的な追い風の恩恵を受ける企業。高い市場シェア(ダイサーのシェア82%、18年GS予想)、リカーリング売上(消耗品)が積み上がる事業モデル、今後も強まる構造的な追い風の要因から、投資家には「目先の四半期」ではなく「トップダウン」の視点から同社株にアプローチすることを推奨するとした。
 短期的な視点では今期が業績の底となり、来期へはメモリー向け装置の需要回復に加え、電子部品・センサー向け製造装置(5G向け通信デバイスやイメージセンサー)、消耗品(半導体ファブの稼働復調)にけん引され、業績成長を予想するとした。

★10:34  アクシアル-反落 9月の既存店売上高0.6%増も上期0.6%減を嫌気
 アクシアル リテイリング<8255.T>が反落。同社は7日10時に、9月の既存店売上高が前年比0.6%増だったと発表した。全店では同1.2%増。上期の既存店売上高は0.6%減。全店売上高は0.1%増だった。なお、株価は上期の既存店売上高が前年同期比マイナスで推移していることを嫌気した売りが優勢となっている。

★10:35  クレディセゾン-野村が目標株価引き下げ 中長期ではペイメント事業拡大に注目
 クレディセゾン<8253.T>が反落。野村証券では、短期的には利益上振れ、中長期ではペイメント事業拡大に注目。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2000円→1700円と引き下げた。
 1Q(4~6月期)決算後の取材を踏まえ、業績予想を見直し。業績は新基幹システム活用による事業拡大が見込めるが、カード業界の競争激化や新規事業投資の発生、利息返還追加繰入リスクを考慮すると、利益成長は中期経営計画を下回る水準と想定。事業利益の年率平均成長は今20.3期~22.3期で6.2%(会社計画は同18.8%)、22.3期の事業利益を505億円(同600億円)と予想。今後は中期経営計画で掲げるペイメント事業の拡大が実現するかに注目するとした。

★10:42  青山商事-4日ぶり反発 9月既存店売上高3%増 全店は4%増
 青山商事<8219.T>が4日ぶり反発。同社は7日10時30分、9月次の既存店売上高が3.0%増になったと発表した。全店売上高は4.2%増だった。消費増税に伴う駆け込み需要から、スーツや礼服などが堅調に推移したとしている。

★10:43  文教堂GHD-大幅続伸 今年もノーベル文学賞での村上春樹氏の受賞に期待集まる
 文教堂グループホールディングス<9978.T>が大幅続伸。日本時間10月7日18時30分発表の医学・生理学賞が皮切りにノーベル賞の各賞が発表される予定であり、今年もノーベル文学賞での村上春樹氏の受賞を期待した買いが入っているもよう。昨年、発表が見送られた文学賞では18年と19年の2年分の発表が行われる予定であり、一段と注目されているようだ。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ