前場コメント No.16 ユニプレス、オリコン、日本ライフライン、ポーラオルビス、アイスタディなど

2019/11/06(水) 11:30
★9:53  ユニプレス-急落 通期営業益を下方修正 上期は60%減で着地
 ユニプレス<5949.T>が急落。同社は5日に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の155.0億円から100.0億円(前期比50.3%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは137.8億円。
 得意先の減産影響および新車部品立ち上げ準備費用などの負担は下期も継続する見込みであることから、業績予想を修正する。
 併せて発表した、20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は39.5億円(前年同期比59.5%減)だった。上期の会社計画は60.0億円だったので着地は下振れた。得意先の減産影響および新車部品立ち上げ準備費用の増大などにより、前回予想を下回る結果となった。

★9:53  オリコン-急落 上期純利益53%増も伸び鈍化を嫌気
 オリコン<4800.T>が急落。同社は5日、20.3期上期(4-9月)の連結純利益が3.5億円(前年同期比52.8%増)だったと発表した。通期の会社計画7.2億円に対する進ちょくは48.7%。
 コミュニケーション事業とデータサービス事業の売上が前年同期を上回って推移したことが寄与した。費用面では、業績に即した給与・賞与の引上げや高スキル人材の採用など人への投資を行った結果、売上原価が前年同期比0.7%増、販管費が同5.7%増となった。
 株価は1Q(4-6月)単独の純利益1.8億円(86.6%増)から、利益の伸びが鈍化していることを嫌気した売りが優勢となっている。

★9:55  日本ライフライン-野村が「Neutral」へ引き下げ AF症例数の伸びが想定以上に鈍化
 日本ライフライン<7575.T>が大幅続落。野村証券では、AF症例数の伸びが想定以上に鈍化しており、中長期成長率に影響すると判断。レーティングを「Buy」→「Neutral」、目標株価を2400円→1950円と引き下げた。
 今20.3期売上高・営業利益予想は微調整にとどめるとした。ペースメーカーの販売は想定を上回ったが、EPカテーテルなどの競争激化、販管費の未消化は野村予想に織り込み済みでサプライズではなし。ただし、AF症例数の成長鈍化は大きなサプライズ。従来想定では、今20.3期:同17%増→24.3期:同13%増にまでEP症例数の成長率が鈍化の前提。しかし、今20.3期下期は同14%増にとどまる見通しであることを考慮し、AF症例数は来21.3期:同14%増→24.3期:同10%増にまで鈍化を予想。高採算のEP/ABL事業の業績予想を見直し、来21.3期以降の業績予想を下方修正。

★9:59  ポーラオルビス-大和が目標株価引き下げ 売上伸長率の鈍化は気掛かり
 ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>が3日ぶり反落。大和証券では、底打ち印象も抱くが、売上伸長率の鈍化は気掛かりとコメント。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は2660円→2430円と引き下げた。
 3Q連結は前年同期比7%減収となり、「ポーラ」は6%減収。代購減退が影響した。会社は通期計画を再び減額したが、リスクを最大限織り込んだと説明。「来期は1ケタ台後半から2ケタの営業増益にしたい」と会社は発言しており、注目するとした。

★10:02  アイスタディ-S高買い気配 東大と介護施設向けAI検知システム構築に関する共同研究開始
 アイスタディ<2345.T>がストップ高買い気配。同社は11月5日大引け後に、東京大学の松尾研究室と、介護施設向けAI検知システム構築に関する共同研究を開始すると発表した。
 東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻の松尾豊教授の研究グループ、ディープラーニング技術を活用し、世界最高レベルの顔認証など画像認識をエッジデバイスで実現するOllo(東京都文京区)、先端AI技術のビジネス活用を支援するIGPIビジネスアナリティクス&インテリジェンス(東京都千代田区)、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設などを併設した複合福祉施設「サンタフェガーデンヒルズ」を運営する社会福祉法人善光会(東京都大田区)が、AIを用いた介護施設向け検知システム開発における連携を目的とし、共同研究を開始するとした。


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