前場コメント No.11 武田、CRIミドルウェア、島津製作所、住友電気工業、アイスタディなど

2019/12/02(月) 11:30
★10:03  武田-BofAMLが目標株価引き上げ R&D Dayを受けて新薬ポテンシャルを再評価
 武田薬品工業<4502.T>が3日ぶり反発。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、11月21日のR&D Dayを受けて新薬ポテンシャルを再評価。投資評価「買い」を強調、目標株価を5200円→5300円と引き上げた。
 新たに細胞医療TAK-007(血液がん)を織り込んだほか、良好な試験成績が得られたTAK-003(デングワクチン)の売上予想を引き上げ。複数プロジェクトの開発スピードを遅らせたが、25.3期以降の利益予想は最大2%の増額となり、DCFで算出する目標株価を100円増額。現行株価に対する今20.3期PER11倍は割安と判断(コアEPSベース)。資産売却による財務体質改善がバリュエーション上昇のカギと指摘した。

★10:08  CRIミドルウェア-続伸 音声解析ミドルウェア「CRI ADX LipSync」提供開始
 CRI・ミドルウェア<3698.T>が続伸。同社は11月29日に、自動生成する音声解析リップシンクミドルウェア「CRI ADX LipSync(以下、ADX LipSync)」の提供を開始すると発表した。
 ADX LipSyncは、ディープラーニングによる音声解析技術を活用し、キャラクターの発話に合わせて最適な口の動きを自動生成するミドルウェアという。日本語のみならず、あらゆる言語で口パターンを生成することができることから、日本語、英語、中国語などの複数言語でワールドワイド展開するタイトルの開発を大幅に効率化するとしている。

★10:08  島津製作所-BofAMLが目標株価引き上げ 分析機器の成長は競合を顕著に上回る
 島津製作所<7701.T>が3日ぶり反発。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、分析機器の成長は競合を顕著に上回っていると判断。投資評価「買い」を継続、目標株価を3600円→3900円と引き上げた。
 分析機器の販売・受注好調を踏まえ、業績予想を上方修正。重点機種の売上成長が4四半期連続で競合を上回ったことに鑑みれば、同社は分析機器市場でシェアを高めている可能性が高い。BofAMLでは、こうした傾向は3Q以降、さらに際立つと予想。「質量分析計」の販売好調継続に加え、大規模なモデルチェンジを実施した「液体クロマトグラフ」の本格寄与を見込むためとした。

★10:14  住友電気工業-BofAMLが目標株価引き上げ 5G・データセンターなどがけん引
 住友電気工業<5802.T>が続伸。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BofAML)では、5G・データセンター・ワイヤーハーネスがけん引と判断。投資評価「買い」を継続、目標株価を1700円→1900円と引き上げた。
 5G基地局用GaN(窒化ガリウム)デバイスの想定以上の売上増、データセンター関連光製品の増加、自動車用ワイヤーハーネスの受注好調を踏まえ、業績予想および目標株価を増額。成長加速から目標株価にかかるバリュエーションを来21.3期PER13倍(前回12倍)に引き上げ。
 「買い」の投資論点は、ワイヤーハーネスの中期的な高い数量増、5G・データセンター関連の情報通信製品の数量増から、コンセンサスを超過する高い成長が見込まれることであるとした。

★10:18  アイスタディ-大幅続伸 「Webアプリケーションセキュリティ基礎コース」提供開始
 アイスタディ<2345.T>が大幅続伸。同社は11月29日に、レオンテクノロジー(東京都豊島区)と共同開発をした「Webアプリケーションセキュリティ基礎コース」の提供を開始したと発表した。
 今回提供を開始した講座は、同社のセキュリティエンジニア育成コース体系の初級コースとなり、Webアプリケーションに対する代表的な脆弱性と被害例、対策方法を学び、セキュアなWebアプリケーションの運用や構築を目指すうえでの基礎知識を習得することができるとしている。


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