前場コメント No.12 中外製薬、テクマトリックス、マーキュリア、いちご、NECなど

2019/12/05(木) 11:30
★10:14  中外製薬-反発 R&Iが発行体格付けを「AA-」→「AA」 収益基盤強化が進んでいる
 中外製薬<4519.T>が3日ぶり反発。格付投資情報センター(R&I)は12月4日、同社の発行体格付けを「AA-」→「AA」へ引き上げると発表した。格付けの方向性は「安定的」で変更なし。
 豊富な現預金を有し、債務負担は軽い。資本負債構成も高水準で、のれんや無形資産の割合も小さい。強固な財務基盤からみて、一定規模の買収を実施した場合の影響も吸収できる。収益力はRoche社との提携効果を背景に安定性は高い。近年は自社品販売も強さを増している。同製品の競争力を踏まえると、中期的に高い収益性を維持できそう。中外製薬自体の収益基盤の強化が進んでいると判断するとした。

★10:15  テクマトリックス-大和が目標株価引き上げ 上期業績はポジティブな内容
 テクマトリックス<3762.T>が3日続伸。大和証券では、上期42%営業増益、セキュリティ・クラウド製品躍進と評価。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価を2650円→2800円と引き上げた。
 上期(4~9月)はポジティブな内容で、売上高が前年同期比14%増収の138億円と高い伸びを持続。大和予想は取材などを踏まえ、全般に上方修正。クラウド基盤構築は、長期的な需要拡大が予想され、背景には国内ユーザーのITインフラが旧来大型コンピュータからクラウドインフラにシフトする技術的・構造的潮流がある。クラウドインフラハードとセキュリティの両技術を得意とする同社は、この成長市場において競争優位にある。来21.3期以降は先行投資中の医療クラウド「NOBORI」や、次世代セキュリティ製品「AppGate」寄与も本格化する見通し。

★10:20  JFEHD-三菱UFJMSが目標株価引き下げ インド材流入により非常に厳しい環境
 JFEホールディングス<5411.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、インド材流入により非常に厳しい環境、改善が待たれるとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1660円→1400円と引き下げた。
 (1)国内のベースマージン伸び悩み、(2)中国やインドを中心とした非常に厳しい外部環境は当面続く可能性が高いと考え「Neutral」を継続。株価水準は2016年以来の低位にあるが、ファンダメンタルズ改善を伴った反転局面を迎えるには時間を要するとの見方を示した。

★10:21  マーキュリア-反発 BizTechファンドがPIAZZAへの投資を実行
 マーキュリアインベストメント<7190.T>が反発。同社は5日10時05分に、マーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合(以下、BizTechファンド)が、地域コミュニティSNSの開発・運営を行うPIAZZAに出資を行ったと発表した。
 PIAZZAは他SNS運営会社とは異なり、「ローカル」に特化したSNSを展開し、また自らが地域イベントを企画運営するなどによって、デジタルとリアル双方からローカルコミュニティの活性化を図っている。創業以来、行政や鉄道会社、不動産会社などと連携しながら、勝どき・武蔵小杉といった人口流入エリアを中心に、現在29エリアまでサービス対応エリアを拡大している。

★10:23  いちご-続伸 11月の太陽光発電所月次発電実績6%増
 いちご<2337.T>が続伸。同社は4日、運営する太陽光発電所の月次発電量につき、 11月の発電量は、1040万3639kWhとなったと発表した。前年同月比では6.4%増。全国的に日照時間が多かったことが寄与した。

★10:23  NECなど-高い 海底ケーブル生産能力1.5倍 日経報道
 NEC<6701.T>、古河電気工業<5801.T>、住友電気工業<5802.T>など海底ケーブル関連が高い。日本経済新聞電子版は4日、NECがインターネットの基幹インフラである光海底ケーブルの生産能力を2019年度中に現在の1.5倍に引き上げると報じたことが手がかり。
 記事によれば、次世代通信規格「5G」の本格普及をにらみ、敷設ラッシュにそなえるとしており、NECだけでなく関連銘柄に需要増を期待した物色が広がっているようだ。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ