前場コメント No.9  イトーヨーギョ、群栄化、豊田合、メタルアート、トヨタ、ケネディクス、小野薬など

2019/12/06(金) 11:30
★9:29  イトーヨーギョー-急騰 政府の新経済対策で災害復旧に公共投資 無電柱化推進を好感
 イトーヨーギョー<5287.T>が急騰。政府が5日、国や地方からの財政支出が13.2兆円となる経済対策を閣議決定したことが材料。

 災害復旧について、河川の堤防整備や無電柱化を進めるとしており、無電柱化関連銘柄である同社やベルテクスコーポレーション<5290.T>に買いが向かっている。また、法面保護事業を手がける技研ホールディングス<1443.T>も高い。
 

★9:38  群栄化学-急騰 上限30万株の自己株取得へ 割合は4.33%
 群栄化学工業<4229.T>急騰。同社は5日に、上限30万株・7億5000万円の自己株取得枠を設定すると発表した。株主還元の充実および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため。自己株式を除く発行済株式総数に対する割合4.33%。取得方法は、東証における市場買い付けおよび立会外買付取引による買い付けとしている。

 立会外買付取引による買い付けとして、6日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、2489円で上限12万株・3億円買い付けの委託を行うとしている。

★9:42  豊田合成-TIWが「1」へ引き上げ 子会社売却はポジティブ
 豊田合成<7282.T>が反発。投資情報会社のTIWでは、子会社売却はポジティブとみて、投資評価を「2+(Outperform)」→「1(Buy)」と引き上げた。目標株価は3500円。

 ドイツ生産子会社の売却によって通期計画は下方修正されたが、赤字子会社の売却で、赤字が続いていた欧州・アフリカセグメントの黒字化にしっかりメドをつけたことはポジティブ。今般の子会社売却が来21.3期以降の営業利益を一段と押し上げるとの見方を示した。

★9:43  メタルアート-大幅高 トヨタ新型車「ライズ」目標8倍の受注を好感
 メタルアート<5644.T>が大幅高。トヨタ自動車<7203.T>が5日、新型車ライズの受注台数が、11月5日の発売から1カ月にあたる12月4日時点で約3万2000台となり、月販目標(4,100台)の約8倍と、好調な立ち上がりとなったと発表したことが手がかり。

 ライズは同社グループのダイハツ工業が開発・製造するクルマで、トヨタは同社からOEM供給を受けて販売している。自動車用鍛造品を製造する同社は、ダイハツのほかトヨタとの取引を拡大していることから、ライズの好調が業績への追い風になるとの見方により、買いが向かっているようだ。
 

★9:49  ケネディクス-3日続伸 棚卸資産であるホテルの譲渡を決定
 ケネディクス<4321.T>が3日続伸。同社は5日に、子会社および出資先を通じて、資産の譲渡を行うと発表した。

 この譲渡は、同社の連結棚卸資産であるホテル2物件(京都府、福岡県)について子会社を通じて譲渡を行い、またホテル2物件(東京都、大阪府)について、同社が匿名組合出資を行う SPC(非連結)から譲渡される予定となった。譲渡実行日は12月13日(予定)で、この譲渡により、19.12期連結決算において、営業収益約88億円を計上する見込み。なお、19.12期の連結業績予想に変更はないとしている。

★9:56  小野薬品-みずほが目標株価引き上げ オプジーボの国内売上増加を見込む
 小野薬品工業<4528.T>が反落。みずほ証券では、オプジーボの国内売上増額を主な要因として、目標株価を2100円→2500円と引き上げた。投資判断は「中立」を継続している。

 営業利益見通しに関しては、21.3期~22.3期を減額した一方、23.3期以降は増額した。BMS社のオプジーボの売上コンセンサス低下によるロイヤルティ収入減額が減額修正の主な要因。一方、オプジーボの国内売上高は増額修正している。ほか、21.3期下期以降の非小細胞肺がん(NSCLC)の一次治療(1L)における巻き返しや、21.3期~22.3期にP3試験が終了予定の胃がん1L、アジュバント療法の寄与などを見込んでいる。


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