前場コメント No.4 日本ケミコン、UMCエレクトロニクス、ミナトHD、ブラザー工業、Casaなど

2019/12/19(木) 11:30
★9:05  ピーバンドットコム-買い気配 12万5000株の立会外分売を実施 東証1部要件充足のため
 ピーバンドットコム<3559.T>が買い気配。同社は18日、12月26日に12万5000株の立会外分売を実施すると発表した。分売価格は分売実施日の前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する。
 今回の立会外分売は、東証第1部への市場変更における形式要件(株主数)の充足を図るとともに、同社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものとしている。

★9:06  日本ケミコン-MSMUFGが目標株価引き上げ 20年度からの回復も限定的との見方
 日本ケミコン<6997.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、アルミ電解の需要が弱く19年度に損失計上、20年度からの回復も限定的とみて、投資判断「Underweight」を継続した。目標株価は1200円→1400円と引き上げた。
 主力製品のアルミ電解コンデンサーはグローバル需要が弱く、19年度は売上高が大幅に減少し、減価償却費が増加することによって営業損失を計上、20年度以降の増益幅も限定的と予想。アルミ電解コンデンサーにおいて、グローバルでトップシェアであるが、業界2位のニチコンに利益率で劣っている。中長期でハイブリッドコンデンサーが車載向けで拡大する潜在性があり、注目しているとしたが、グローバルのマクロ経済の不透明な状況を考慮すると、株価はアップサイドよりもダウンサイドのリスクが大きいとの見方を示した。

★9:07  UMCエレクトロニクス-急落 特設注意市場銘柄に指定 上場契約違約金の徴求も
 ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615.T>が急落。同社は18日に、東証より特設注意市場銘柄に指定されることおよび上場契約違約金の徴求を受けることを発表した。
 特設注意市場銘柄の指定期間は、12月19日から原則1年間で、1年後に同社から内部管理体制確認書を提出、東証が内部管理体制などの審査を行い、内部管理体制などに問題があると認められない場合には指定解除となる。一方で、内部管理体制などに問題があると認められる場合には、原則として上場廃止となる。
 また、東証より上場契約違約金4800万円の支払いを求められている。

★9:07  ミナトHD-急騰 台湾EmBestor社と資本業務提携
 ミナトホールディングス<6862.T>が急騰。同社は18日に、台湾を拠点とする英柏得科技(EmBestor 本社:台湾新竹市)と資本業務提携すると発表した。
 EmBestor社の優先株(普通株への転換権付き)を年12月12日付けで取得しており、今後業務提携を進めるとしている。

★9:08  ブラザー工業-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 株価上昇へのカタリスト不足の状況
 ブラザー工業<6448.T>が4日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価は妥当水準、株価上昇へのカタリスト不足の状況が続くとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は2200円→2300円と引き上げた。
 LBP(レーザービームプリンター)市場は引き続き縮小傾向ではあるが、市場参加者減、競合のハイエンドシフトなどが、同社のターゲットとしているローエンドLBP市場の競争環境緩和につながり、引き続きポジティブに業績に影響している。しかし、この状況は株価にはすでに織り込まれていると判断。
 株価ドライバーと考える産業機器は、売上高が前19.3期上期(4~9月)332億円から下期(10~3月)186億円へと減収局面に入った。今20.3期上期も従来予想を下回る162億円。今20.3期下期も上期比ほぼ横ばいの158億円の売上高を予想。事業環境は底ばいが続く見通し。

★9:09  Casa-急騰 30万株・3億円の自己株取得枠を設定 割合は2.72%
 Casa<7196.T>が急騰。同社は18日に、30万株・3億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は12月20日~2020年3月10日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.72%となる。


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