前場コメント No.6  スズキ、阿波銀、オリックス、SEH&I、太陽誘電、不二硝など

2020/01/29(水) 11:37
★9:41  スズキ-3日続伸 マルチ・スズキ 6四半期ぶり増益 日経報道
 スズキ<7269.T>が3日続伸。インド自動車最大手のマルチ・スズキは28日、2019年10~12月期連結決算が純利益158億ルピー(約240億円)と前年同期比4%増えたと発表した。

 29日付の日本経済新聞朝刊によれば、18年4~6月期以来、6四半期ぶりに四半期ベースで増益を確保した。インドの新車販売は業界全体で不振が続いているが、マルチは値引きなどの販売促進や新車投入が奏功したとしている。
 

★9:46  阿波銀行-大幅高 42万株・11億円の自己株取得枠を設定 割合は0.98%
 阿波銀行<8388.T>が大幅高。同社は28日に、42万株・11億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2月5日~3月13日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.98%となる。
 

★9:47  オリックス-SMBC日興が目標株価を引き上げ 業績予想と目標株価を見直し
 オリックス<8591.T>が小幅高。SMBC日興証券では、業績予想と目標株価を見直した。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2220円→2240円に引き上げた。

 ポイントとしては、(1)世界的な資産価格の高騰によりROIの高い投資機会が減少していること、(2)IR事業のような先行投資負担が見込まれること、(3)一方で毎期1000億円の自己株取得を想定したこと、などを挙げた。20/3期の純利益は前期比7%減益の3020億円に落ち込むとしながらも、その後は5%前後の利益成長を見込む。ROE10%以上を維持するために株主還元を積極化させると予想している。

★9:51  SE H&I-急落 3Q累計営業益23%増も通期据え置きで失望
 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478.T>が急落。同社は28日に、20.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は4.4億円(前年同期比22.5%増)だったと発表した。通期の会社計画4.0億円を3Qで上回っている。

 出版事業が、書籍の店頭およびオンライン販売、Webメディア・イベントおよび電子書籍などの主要事業が、前期に引き続き好調さを維持・拡大したことから、増益となった。また、コーポレートサービス事業や教育・人材事業が増益となったことも寄与した。しかし、株価は3Q時点で通期計画を上回っているにもかかわらず、通期計画が据え置かれたことから失望売りが出ている。

★9:53  太陽誘電-野村が目標株価引き上げ 21.3期は5G関連製品の出荷増が業績を牽引
 太陽誘電<6976.T>が小幅安。野村証券では、21.3期は5G関連製品の出荷増が業績を牽引すると指摘。レーティングは「Buy」を継続。目標株価は3700円→4300円に引き上げた。

 21.3期の業績は5G関連(基地局とスマホ)向けのMLCC、台風被害からの出荷回復に伴うパワーインダクタの出荷増(20.3通期は営業利益段階で約20億円の機会損失と想定)、高周波部品の出荷増が牽引役になると考えている。また、バランスシートの健全性が一段と高まることから、株主還元策の強化にも期待している。

★9:58  不二硝子-ストップ高 決算先回りで買い向かう 医療用ガラスの需要増期待も材料視か
 不二硝子<5212.T>がストップ高買い気配。医療用ガラス専業大手の同社の20.3期3Q累計(4-12月)決算発表が2月7日に予定されるなか、好業績に期待した先回りの買いが向かっているもよう。

 同社は2019年11月8日発表された20.3期上期(4-9月)も好調だったが、それに先がけて11月1日に通期業績の上方修正を発表し、翌営業日の5日にストップ高を付けた経緯がある。

 また、インフルエンザや新型肺炎関連などで医療用ガラス需要が増加するとの思惑も買い材料視されているとみられる。
 

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