前場コメント No.7  トレンド、東武、森永乳、森永菓、パナソニック、南都銀など

2020/02/27(木) 11:37
★9:54  トレンドマイクロ-SMBC日興が目標株価を引き上げ 事業シフトの過程での費用増は必要な施策
 トレンドマイクロ<4704.T>が続落。SMBC日興証券では事業シフトの過程での費用増は必要な施策と指摘。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は5900円→6200円に引き上げた。

 成熟したウィルススキャン製品事業からネットワークセキュリティを含む総合セキュリティ事業への事業分野のシフトや、製品販売からクラウドサービスへの事業形態の移行の過程で、費用が増加していると指摘。利益予想は人件費やサービス関連費用(クラウドサービス費用、委託費など)の増加傾向を織り込んで下方修正した。一方、懸念されていたトップラインのモメンタムについては、4QのPre-GAAP売上高の増加によって改善期待が高まっていると考えている。

★10:00  東武鉄道-5日続落 249万8200株の自己株を消却 割合は1.18%
 東武鉄道<9001.T>が5日続落。同社は26日、249万8200株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は3月6日。なお、消却前の発行済株式総数に対する割合は1.18%となる。なお、株価は新型肺炎の影響による乗客減などを懸念した売りが優勢となっている。
 

★10:09  森永乳業-12日ぶり反発 「おいしい低糖質プリン チーズケーキ」発売
 森永乳業<2264.T>が12日ぶり反発。同社は26日、「おいしい低糖質プリン」シリーズより、「おいしい低糖質プリン チーズケーキ」を3月3日より全国にて新発売すると発表した。

 昨今、健康意識の高まりを受けて「ロカボ(緩やかな糖質制限=新時代の適正糖質摂取)」に対する関心は高まっているとしている。同商品は1個当たりの糖質は2.9g、カロリーは77kcalに仕上げ、同社プリン比(森永の焼プリン・同量当たり)で糖質を約75%カット、カロリーも約20%カットしたもよう。

★10:14  森永製菓-SMBC日興が目標株価を引き下げ 踊り場の先にある成長戦略を示す必要がある
 森永製菓<2201.T>が反発。SMBC日興証券では踊り場の先にある成長戦略を示す必要があると指摘。投資評価は「2(中立)」を継続、目標株価は5500円→5000円に引き下げた。

 20/3期の営業利益予想を216億円→217億円(前年比+7.3%)へ若干引き上げるも、プリングルスの販売店契約終了、菓子食品のトップライン鈍化を反映し、21/3期は222億円→220億円(+1.4%)、22/3期は222億円→220億円(前年並み)に引き下げた。工場再編に伴う償却費増は21/3期+12億円、22/3期は+17億円も、コスト削減により利益水準は維持するとした。

★10:15  パナソニック-大幅安 太陽電池事業でテスラと協業解消
 パナソニック<6752.T>が大幅安。同社は26日、太陽電池事業について、米テスラとの共同生産を停止すると発表した。

 同内容については、同日の場中に複数メディアが報じていたが、改めて会社側から発表されたことで、生産停止による今後の減損計上や、テスラとの車載電池事業への影響を懸念した売りが向かっている。株価は安いところで前日比5%近く下げる場面があった。
 

★10:30  南都銀行-12日続落 株主優待制度を導入 300株以上の株主にクオカードを贈呈
 南都銀行<8367.T>が変わらずを挟んで12日続落。同社は26日、株主優待制度を導入すると発表した。2020年3月末時点で300株以上を保有する株主を対象にクオカード1000円を贈呈するとしている。保有期間、保有株数に応じて、5000円相当まで贈呈額が増加する。なお、株価は業績悪化懸念から足もと下落基調で推移しており、きょうも売りが優勢となっている。


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