前場コメント No.5  ABCマート、Mipox、マブチ、オークマ、三菱紙、センコーGHDなど

2020/05/27(水) 11:34
★9:09  ABCマート-SMBC日興が投資判断引き上げ 服より需要回復が堅いスニーカーを選好
 ABCマート<2670.T>が大幅続伸。SMBC日興証券では、服より需要回復が堅いスニーカーを選好。投資判断は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は5700円から6800円に引き上げた。

 業績予想の増額(22/2期 EPSを従来比5%引き上げ)の主因は(1)アシックスの決算で 中国において売上がボトムから約12週後に前年並みに戻ったことが示されるなどを踏まえ、6~8月の売上を前回予想より増額したこと、(2)また22/2期以降の韓国の売上も前回よりもやや引き上げた。CV19影響(売上、在庫、粗利率)が長引かない可能性を踏まえた。

★9:09  Mipox-続落 前期営業赤字1.7億円 今期は営業黒字転換見込む
 Mipox<5381.T>が続落。同社は26日に、21.3期通期の連結営業損益予想を1.5億円の黒字(前期は1.7億円の赤字)と発表した。

 新型コロナウィルス感染症が経済活動に与える影響は世界全体に拡がりを見せるなか、同社グループへの影響は現時点で大きな影響が出ていないことから、業績予想は、新型コロナ感染拡大の連結子会社への今後の影響は不透明であるものの、上期中は足元状況が継続した前提としている。

 また、20.3期通期の連結営業損益は1.7億円の赤字(前の期は2.8億円の赤字)だった。通期の会社計画は1.3億円の赤字だったので着地は下振れた。

 製品事業において世界的な製造業の停滞等により、下期より復調を見込んでいた日本研紙製品および利益率の高い光ファイバー関連市場の復調度合いが当初想定を大幅に下回った。また、受託事業において売り上げ構成変化があったことも響いた。

★9:11  マブチモーター-買い気配 今期営業利益予想53%減も悪材料出尽くし
 マブチモーター<6592.T>が買い気配。同社は26日、20.12期通期の連結営業利益予想を従来の未定から83億円(前期比52.7%減)と発表した。自動車電装機器市場は、自動車メーカー各社の再稼働とともに徐々に回復に向かうものの回復ペースの鈍化や、市場における在庫調整などから減益を見込む。

 通期配当予想については135円(前期は135円)に据え置いた。なお、株価は目先の悪材料出尽くし感と配当予想据え置きを好感し、買い気配となっている。

★9:12  オークマ-東海東京が投資判断引き上げ コロナでとどめを刺された受注動向に回復の期待感
 オークマ<6103.T>が続伸。東海東京調査センターでは、コロナでとどめを刺された受注動向に回復の期待感と指摘。投資判断は「Neutral」→「Outperform」に引き上げ、目標株価は5610円から5120円に引き下げた。

 東海東京では、21/3期受注動向について、期前半は前年を大きく下回るも、3Q(10-12月)には前年比プラスに回復すると予想。世界的に6月には外出規制の解除などが出てくるようであり、産業経済の再開に期待できるとみている。3Q以降の受注回復の要因について、(1)新型コロナウイルスの影響で受注活動が停滞していたが商談がキャンセルになったわけではない、(2)景気対策のために各国で経済対策が打ち出される、(3)半導体製造装置や産業用ロボットなど産業機械の設備投資が動いてくるなどを挙げた。

★9:12  三菱製紙-続伸 木材パルプなどを使った机の仕切り板販売開始=日経
 三菱製紙<3864.T>が続伸。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社が木材パルプなどを使った机の仕切り板の販売を始めると報じた。緊急事態宣言を政府が解除したことでオフィスに出社する社員が増え、感染防止のための需要が見込めると判断したという。

 記事によれば、1個あたりの価格は4000~5000円程度。アクリル製の一般的な仕切り板に比べて最も安いものは半額ほど。軽くて組み立てやすく、事務所など向けに国内でまず1万個を販売するとしている。

★9:13  センコーGHD-三菱UFJMSが投資判断引き下げ 3PLの安定的な利益成長にブレーキ
 センコーグループホールディングス<9069.T>が軟調。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、3PLの安定的な利益成長にブレーキと指摘。レーティングは「Overweight」→「Neutral」に引き下げ、目標株価は1100円から950円に引き下げた。

 投資魅力は売上高の約40%を占める流通ロジスティクス物流の3PL売上成長と指摘。しかし、短期的には固定費の高い冷凍冷蔵物流において、レストランや学校給食などの需要低迷に伴う利益マイナス影響を受け、下期以降は住宅やケミカル物流の数量鈍化を想定している。住宅物流は前下期からの販売不振に加え、足元の商談遅延に伴う今後1年程度の取扱い数量の鈍化を予想している。ケミカル物流は自動車向けプラスティックやゴムなどの配送需要の低迷を想定した。



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