後場コメント No.1 三菱電、塩野義、七十七、ブシロード、中外薬、SCSKなど

2020/06/03(水) 15:02
★12:31  三菱電機-底堅い 人との協調が容易となる「人と協調するAI」開発
 三菱電機<6503.T>が底堅い。同社は3日に、AI技術「Maisart(マイサート)」の1つである逆強化学習を活用し、人の操作を少ないデータで効率的に模倣学習し、人が操作しているかのような自然な動作を機械が実現することで、人との協調が容易となる「人と協調するAI」を開発したと発表した。

 今後、人と機械が混在する生産・物流現場でのAGVやロボットなどに本技術を適用して実証と実運用開発を進め、作業効率の向上に貢献するとともに、自動運転車などへ展開を目指すとしている。

★12:31  塩野義製薬-後場上げ幅拡大 新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検出キットを研究用試薬として発売
 塩野義製薬<4507.T>が後場上げ幅拡大。同社は3日11時30分、新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検出キットについて、同日、研究用試薬として新発売したと発表した。
 
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断やPCR検査前のスクリーニング検査としての使用ではなく、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)既感染者数の把握を目的としたSARS-CoV-2/COVID-19の疫学調査や研究などに有用だとしている。
 

★12:33  七十七銀行-底堅い 手数料を医療機関の物資購入に充てる「寄付型私募債」取り扱い開始=日経
 七十七銀行<8341.T>が底堅い。日本経済新聞電子版は3日12時、同社が手数料を医療機関へ提供する物資に充てる「寄付型私募債」の取り扱いを始めたと報じた。取引先は私募債で資金調達ができ、新型コロナによってひっ迫する医療体制の強化に貢献することもできるとしている。
 
 記事によれば、私募債の発行額は3000万円以上で、同社は発行手数料0.25%でマスクやフェースガード、ガウンなどを購入し、医療機関へ提供する。対象となる医療機関は私募債を発行する企業が自由に選べるとした。

★12:34  ブシロード-4日ぶり反落 ライブイベントを再開に向け選手・出演者全員への抗体検査を実施
 ブシロード<7803.T>が4日ぶり反落。同社は3日11時30分、緊急事態宣言の解除に伴い、プロレスや舞台、音楽ライブといったライブイベントの再開を目指すと発表した。併せて、事前に選手・出演者全員ならびに密接に関わるスタッフに対し医師による抗体検査を実施するとしている。

 なお、株価はイベント再開を織り込んで足もと上昇しており、きょうは売りが優勢となっている。

★12:41  中外製薬-3日ぶり反発 「アクテムラ」新型コロナ治験開始 年内承認申請をめざす
 中外製薬<4519.T>が3日ぶり反発。産経新聞電子版は2日19時1分、同社が同日、関節リウマチ治療薬「アクテムラ」を新型コロナウイルスの患者に投与する治験を開始したことを明らかにしたと報じた。
 
 記事によれば、治験は新型ウイルスに感染し、重症肺炎を起こした入院患者10人を対象に、5月25日に開始したようだ。結果を検証し、年内に治療薬としての承認申請をめざすとしている。

★12:54  SCSK-底堅い 製薬企業のリモート面談を実現する「MR2GO-RD」を提供開始
 SCSK<9719.T>が底堅い。同社は3日、製薬企業のリモート面談を実現する「MR2GO-RD」を7月より提供開始すると発表した。厚生労働省ガイドラインや新型コロナウイルス感染拡大も重なり、MR(医薬情報担当者)の情報提供活動は対面・非対面を織り交ぜた方向への変化が求められているとして、今回の開発に至った。

 「MR2GO」シリーズはMR向けの営業支援ソリューションブランドで、2011年から提供を開始した。MRが医療従事者と対面で情報提供を実施する際に利用するプレゼンテーションツールや、活動計画の策定や日々の活動報告で利用する営業支援システムを持つとしている。


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