後場コメント No.1  郵船、帝人、川崎船、セガサミーHD、大正薬HD、日清紡HD

2020/08/05(水) 15:07
★12:33  日本郵船-後場買い気配 今期営業利益予想を上方修正 1Qは64%増
 日本郵船<9101.T>が後場買い気配。同社は5日12時、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の50億円から130億円(前期比66.4%減)に上方修正すると発表した。

 定期船事業のオーシャンネットワークエクスプレスが想定以上に収支改善が進んでいること、国際旅客便の運休・減便によって運賃単価が大幅に改善した。航空貨物取り扱い事業においても需給がひっ迫し、市況が改善していることなどから従来予想を上回る見通し。
 
 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は89.5億円(前年同期比63.6%増)だった。上方修正理由と同様に、定期船事業の収支改善や航空運送事業の運賃単価上昇などが寄与した。

★12:36  帝人-3日続伸 通期最終益を下方修正も営業利益予想は据え置き
 帝人<3401.T>が3日続伸。同社は5日11時30分、21.3期通期の連結純利益予想を従来の230億円から200億円(前期比20.8%減)に引き下げると発表した。海外子会社の収益悪化に伴う税負担率の上昇により、前回予想を下回る見通し。

 21.3期1Q(4-6月)の連結純利益は57億円(前年同期比47.1%減)だった。マテリアル事業において、自動車向け複合成形材料や航空機向け炭素繊維が大幅に落ち込んだことが響いた。市場コンセンサス38億円は上回った。

★12:38  川崎汽船-後場マイナス転換 今期営業赤字270億円見込む 1Qは赤字転落
 川崎汽船<9107.T>が後場マイナス転換。同社は5日11時30分、従来未定としていた21.3期通期の連結営業損益予想は270億円の赤字(前期は68億円の黒字)と発表した。

 ドライバルクセグメントにおいては、海上輸送の需給復調がみられるものの、本格的な回復には時間を要する見込み。製品物流セグメントにおいても新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、海上輸送需要の大幅な減少を想定している。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は66億円の赤字(前年同期は41億円の黒字)だった。新型コロナウイルス感染症の影響により世界的に荷動きが停滞したことなどから、各輸送セグメントが落ち込んだ。

★12:41  セガサミー-後場マイナス転換 今期営業赤字150億円見込む 1Qは39億円の赤字
 セガサミーホールディングス<6460.T>が後場マイナス転換。同社は5日11時30分、未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想を150億円の赤字(前期は276億円の黒字)だと発表した。

 遊技機事業において、旧規則機の撤去期限が延長されたことにより、本格的な新台への入れ替えは22.3期になると想定されることから、今期は営業赤字を計画している。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は38.5億円の赤字(前年同期は34.1億円の黒字)だった。パチンコホールなどが臨時休業となり、新作発表を延期したことが響いた。

★12:44  大正製薬HD-後場急伸 1Q営業益13%増 海外事業や医薬事業など好調
 大正製薬ホールディングス<4581.T>が後場急伸。同社は5日12時30分、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は94億円(前年同期比12.8%増)だったと発表した。

 ハウザン社やUPSA社の連結子会社化により、海外におけるセルフメディケーション事業が伸長した。医薬事業においても、骨粗しょう症治療剤「エディロール」や2型糖尿病治療剤「ルセフィ」などの売り上げが好調だった。

★12:49  日清紡HD-後場下げ幅縮小 上期営業益3.3倍 不動産事業の大幅な増収が寄与
 日清紡ホールディングス<3105.T>が後場下げ幅縮小。同社は5日11時30分、20.12期上期(4-9月)の連結営業利益が30.6億円(前年同期比3.3倍)だったと発表した。市場コンセンサスは85.0億円。

 東京都三鷹市のマンション販売を開始した不動産事業が大幅な増収となったことが寄与した。ブレーキ事業は自動車向けに販売が減少した。



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