後場コメント No.2  三井化学、やまびこ、東洋水産、エフティG、伊藤忠、NSSOL

2020/08/13(木) 15:00
★13:14  三井化学-後場急騰 通期営業益予想を上方修正 1Qは営業赤字転落
 三井化学<4183.T>が後場急騰。同社は13日13時、21.3期通期の営業利益予想(IFRS)を従来の370.0億円から420.0億円(前期比35.0%減)に上方修正すると発表した。基盤素材セグメントにおける海外市況の改善や、ナフサ価格が当初想定を上回って推移したことによる販売単価上昇および利幅改善が寄与する。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は0.5億円の赤字(前年同期は221.2億円の黒字)だった。新型コロナウイルス感染症の影響などによる販売数量の減少に加え、交易条件の悪化や持分法投資損益の悪化などが響いた。

★13:26  やまびこ-ストップ高買い気配 今期営業益2%増見込む 上期は16%増
 やまびこ<6250.T>がストップ高買い気配。同社は12日、未定としていた20.12期通期の連結営業利益予想を63.0億円(前期比1.6%増)だと発表した。

 20.12期上期(1-6月)の連結営業利益は60.4億円(前年同期比16.0%増)だった。国内で小型屋外作業機械が好調。主力の刈払機は順調な天候を背景に新製品やホームセンター向け製品を中心に大きく伸長した。海外は北米市場で小型屋外作業機械が大幅伸長したことが寄与した。

★13:31  東洋水産-みずほが投資判断引き下げ 即席麺需要は堅調だが業績拡大は株価に反映した
 東洋水産<2875.T>が反落。みずほ証券では、即席麺需要は堅調だが業績拡大は株価に反映したと判断。投資判断を「買い」→「中立」、目標株価を6700円→6300円と引き下げた。

 21.3期1Qの営業利益は特売機会の縮小に伴う販売費の減少もあり、前年同期比78.2%増と伸長した。2Qも業績拡大が続く見込みだが、北米での短期的な供給能力不足や19年6月の国内値上げの一巡もあり、四半期ベースでの増益モメンタムは鈍化すると予想している。

★13:34  エフティG-後場マイナス転換 1Q営業益24%減 蓄電池販売が減少
 エフティグループ<2763.T>が後場マイナス転換。同社は13日13時、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)は16.8億円(前年同期比24.0%減)だったと発表した。

 小売電力サービスの増加からネットワークインフラ事業が伸長した一方で、蓄電池販売において新型コロナの感染拡大の影響で販売数が減少したことが影響した。

★13:36  伊藤忠商事-3日続伸 携帯端末のオンライン流通事業へ参入
 伊藤忠商事<8001.T>が3日続伸。同社は12日、子会社のBelong(東京都渋谷区)を通じ、携帯端末のオンライン流通事業へ参入したと発表した。

 総務省が推進する携帯端末代金と通信料金を分ける分離プランを背景に、新たな携帯端末流通への期待が高まっていることから、中古端末の販売や買い取り、検品などの携帯端末のオンライン流通に関する実証実験を経て、ECサイト「にこスマ」より本格参入したという。

 「にこスマ」は、同社が長年培った携帯端末流通事業のノウハウや海外の調達ネットワークを活かし、多様な端末販売に加え、厳格な検査による高品質で低価格な中古端末をオンラインで販売するサイトとしている。

★13:50  NSSOL-大和が投資判断引き下げ 通期計画発表を受け予想を下方修正
 日鉄ソリューションズ<2327.T>が5日続伸。大和証券では、会社側の通期計画発表を受けて、大和予想を下方修正。投資判断を「1(買い)」→「2(アウトパフォーム)」、目標株価を3400円→3200円と引き下げた。

 会社側は今回、「未定」としていた21.3期の通期計画を発表。大和予想は同水準へ引き下げた。売上高は前期比7.2%減収予想と厳しさ続く前提。金額で同198億円減収をサービス・顧客業種別にみると、自動車など民間企業向け「産業・流通・サービス」が同99億円減収、親会社向け「鉄鋼」が同48億円減収を想定(会社計画同じ)している。営業利益は減収ダメージから同17.2%減益予想とした。一方、受注高は2Qに官公需長期大型案件(150億円程度、取材より)が期待され、好転する可能性が高いと指摘している。


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