前場コメント No.3   ユーピーアール、高松G、出前館、テラスカイ、SERIO、串カツ田中

2020/10/16(金) 11:36
★9:07  ユーピーアール -売り気配 今期営業益22%減見込む 市場コンセンサス下回る
 ユーピーアール<7065.T>が売り気配。同社は15日、21.8期通期の連結営業利益予想を8.8億円(前期比22.0%減)だと発表した。市場コンセンサスは13.6億円。
  
 新型パレットを導入するなど、積極的にパレットを購入することから、減価償却費や保管料の増加を見込んでいる。
  
 20.8期通期の連結営業利益は11.3億円(前の期比49.9%増)だった。コロナ禍においてもレンタルパレットの需要が堅調に推移した。

★9:08  高松コンストラクションG-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 高松建設Gの受注改善がポイント
 高松コンストラクショングループ<1762.T>が反落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、対面営業のフル回復等による高松建設Gの受注改善がポイントと指摘。レーティングは「Neutral」を継続、目標株価は3100円から2400円に引き下げた。

 青木あすなる建設Gの業績は底堅い推移を予想する中、高松建設Gの業績動向が重要になると指摘。その中で、対面営業のフル回復等により受注が改善するか、受注時採算の状況、に注目している。高松建設Gの21/3期は20/3期に寄与した高採算案件が無くなる事によるマージン低下から減益を予想。22/3期は21/3期の受注低調影響による減収から減益を見込んでいる。21/3期受注は、新型肺炎の影響で対面営業が制限されている事や顧客の投資マインド悪化影響から低調な推移を予想している。

★9:11  出前館-5日ぶり反発 今期営業赤字130億円見込む 売上高は2.7倍予想
 出前館<2484.T>が5日ぶり反発。同社は15日、21.8期通期の連結営業損益予想を130億円の赤字(前期は26.2億円の赤字)だと発表した。同売上高予想は280億円(前期比2.7倍)としている。
 
 事業の基盤を構築するための投資最優先する時期と判断し、大幅な投資先行を進め、来期以降のさらなる事業拡大につなげるとしている。
 
 20.8期通期の連結営業損益は26.2億円の赤字(前の期は3900万円の赤字)だった。同売上高は103.1億円(前の期比54.6%増)だった。市場シェア拡大に向けた投資を積極的に行っており、売上高は順調に増加しているが、先行投資を行っているため営業利益は前年を大きく下回った。

 なお、株価は営業赤字を嫌気した売りから安く始まったものの、売上高大幅増の予想を好感した買いが向かい、プラス圏に浮上している。

★9:12  テラスカイ-急落 上期営業益53%増も通期減益見通し
 テラスカイ<3915.T>が急落。同社は15日、21.2期通期の連結営業利益予想を従来の5.2億円から6.8億円(前期比5.9%減)に上方修正すると発表した。

 セールスフォースの導入・構築案件が引き続き堅調に推移したほか、子会社BeeXが手がけるクラウドマイグレーション案件が拡大した。タイ国への進出計画遅延による経費減少も寄与する。

 21.2期上期(3-8月)の連結営業利益は5.3億円(前年同期比52.9%増)だった。主力のソリューション事業において、セールスフォースを中心としたクラウドサービスの導入開発、AWS(アマゾンウェブサービス)へのクラウドマイグレーション案件増加などが寄与した。

 しかし、株価は上期大幅増益の着地に対して通期減益見通しであることが嫌気され、大きく売られている。

★9:12  SERIO-買い気配 今期営業益予想を上方修正 1Qは8.6倍
 SERIOホールディングス<6567.T>が買い気配。同社は15日、21.5期通期の連結営業利益予想を従来の2.0億円から2.8億円(前期比2.1倍)に上方修正すると発表した。

 就労支援事業で見込んでいた新型コロナウイルス感染症の影響が想定を上回るペースで回復したほか、保育事業での園児数が順調に増加した。コロナ禍での雇用および給与維持をによって離職者減少につながったことから、採用費などの経費抑制も寄与する。

 21.5期1Q(6-8月)の連結営業利益は1.4億円(前期比8.6倍)だった。上方修正理由と同様に、就労支援事業の早期回復や経費抑制などが寄与した。

★9:15  串カツ田中-急騰 今期営業赤字1億円見込むも悪材料出尽くし
 串カツ田中ホールディングス<3547.T>が急騰。同社は15日、未定としていた20.11期通期の連結営業損益予想を1.1億円の赤字(前期は6.1億円の黒字)だと発表した。

 引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じながら、営業活動・新規出店を継続するとともに、テイクアウトやデリバリーなどの中食市場への参入を試みていくことにより、現状と同程度の状況が期末まで続くものとして仮定している。
 
 20.11期3Q累計(12-8月)の連結営業損益が7900万円の赤字(前年同期は5.1億円の黒字)だった。

 また、未定だった20.11期の期末配当予想を10円(前期は記念配当15円含む30円)にすると発表した。年間配当も同様となる。株価は悪材料出尽くしから買いが集まっている。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ