今日の株式見通し－軟調か　ダウ平均は下げ止まらず222ドル安

　東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ナスダックが上昇した一方、ダウ平均とS&P500は下落した。ダウ平均は222ドル安の27463ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大傾向が続く中、景気敏感系の銘柄が売りに押された一方、アマゾンやフェイスブックなど、グロース系の銘柄には見直し買いが入った。ドル円は足元で104円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円安の23405円、ドル建てが65円安の23425円で取引を終えた。 　米国株の物色には濃淡が出たが、前日に650ドル安と急落したダウ平均が下げ止まらなかった点が警戒され、日本株は売りに押されると予想する。日経平均はきのう下げ渋っており、大きく崩れるようなら押し目では買いが入ると考える。また、米グロース株の上昇で、マザーズ銘柄は息を吹き返す展開が期待できる。ただ、欧米でコロナ感染が拡大する中では模様眺めムードが強まりやすく、小安く始まった後は、こう着感の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは23300円-23500円。