前場コメント No.3 KDDI、キヤノン電、ブロンコB、安川電、森永乳、Link-U

2021/01/18(月) 11:34
★9:11  KDDI-底堅い auペイで給与前払い アドバザと提携=日経
 KDDI<9433.T>が底堅い。18日付の日本経済新聞朝刊は、同社傘下のauペイメントが5月に、スマートフォン決済の「auPAY(ペイ)」で給与などの前払いを受けられるサービスを始めると報じた。

 記事によれば、前払いサービスを提供する新興フィンテックのアドバサ(東京都港区)と提携するという。企業が従業員向けに福利厚生などとして導入する需要を想定しており、従業員は給料日より前に、電子マネーにチャージする形で給料の一部を受け取ることができるとしている。

★9:11  キヤノン電子-大幅続伸 衛星販売 小型で最安値水準=日経
 キヤノン電子<7739.T>が大幅続伸。18日付の日本経済新聞朝刊は、同社が地表や宇宙を撮影する小型人工衛星の販売を始めると報じた。

 記事によれば、衛星は複合機やデジタルカメラなどの部品も転用し、部品の8割以上は内製するという。価格は1基10億円以下と小型衛星の中で最も安い水準に抑え、気象会社やデータ分析会社の需要を開拓するとしている。

★9:13  ブロンコビリー-8日ぶり反落 前期最終赤字5.9億円 減損響く
 ブロンコビリー<3091.T>が8日ぶり反落。同社は15日、20.12期通期の連結純損益は5.9億円の赤字(前期は15.4億円の黒字)だったと発表した。

 割り引きクーポンの配布や「夏のステーキ祭り」などの集客策、価格見直しなどが奏功し、営業利益は予想を上回った。一方、一部店舗の閉店などによる減損が響いた。
 
 21.12期通期の連結業績予想については、緊急事態宣言の再発令や外出自粛などの要請により、合理的な算出が困難のため未定とした。

★9:13  安川電機-大和が投資判断引き上げ 23/2期にはコロナ前のピーク利益更新を見込む
 安川電機<6506.T>が続落。大和証券では、23/2期にはコロナ前のピーク利益更新を見込む。投資判断は「3(中立)」→「2(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は5000円から7000円に引き上げた。

 大和予想の営業利益は今期280億円、22/2期420億円、23/2期は600億円。23/2期には過去最高を更新すると考えている。原動力は規模拡大と収益性改善の2点。売上高は(1)EV/HEVの普及促進に伴うモーターやバッテリーを筆頭とした自動車産業の設備投資回復、(2)自動化投資ニーズの裾野拡大、(3)新製品投入効果がポイントという。収益性改善は、新型コロナを契機とした費用構造の見直しや、付加価値上昇、自社開発したi3-Mechatronicsを活用したソリューションファクトリコンセプトの導入による生産性改善効果などに期待している。

★9:14  森永乳業-三菱UFJMSが新規に「Overweight」 独自の機能性素材でグローバル展開を加速
 森永乳業<2264.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、独自の機能性素材でグローバル展開を加速と指摘。レーティングは新規に「Overweight」、目標株価は6200円に設定した。

 差別化要素として、自社が有するビフィズス菌やラクトフェリンなどの機能性素材を、自社BtoC製品の原料として使用するだけではなく、グローバルな粉ミルクやサプリメント企業へ、BtoB素材として供給してきた実績・ノウハウを有する点を評価。競合他社にはないすそ野の広い事業領域を有する機能性素材事業は、新型コロナウィルス等を背景とした世界的な健康志向の高まりを成長の機会につなげることが可能と考えている。BtoC事業では、収益重視の経営姿勢への転換に伴う業績安定化に加え、22/3期以降は工場の再編に伴う合理化効果が利益水準を押し上げると予想している。

★9:18  Link-U-急騰 KADOKAWAと業務提携 電撃文庫作品の電子書籍サービス展開
 Link-U<4446.T>が急騰。同社は15日、KADOKAWA<9468.T>と業務提携すると発表した。両社協力のもと電撃文庫の作品を広く閲覧できる新規電子書籍サービスを展開するとしている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,239.66 +153.86
ナスダック総合 15,927.90 +316.14
ドル/円 155.90 -2.22
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ