前場コメント No.2 ウィルズ、NexusB、リソー教育、ジーエヌアイ、楽天、アサヒ陶

2021/01/20(水) 11:32
★9:04  ウィルズ-売り気配 20.12期通期の営業益を上方修正 修正幅は限定的
 ウィルズ<4482.T>が売り気配。同社は19日、20.12期通期の営業利益予想を従来の3.5億円から4.1億円(前期比30.6%増)に引き上げると発表した。

 「プレミアム優待倶楽部」の株主優待ポイント売上高、IR-naviの継続的な利用料にかかる売上高、ESGソリューションにかかる売上高が順調に推移したことから、前回予想を上回る見通し。

 また、INMホールディングスの子会社化に伴い、20.12期4Q(10-12月)期間より、連結決算を開始する。同期の連結営業利益予想は4.0億円としている。

 なお、3Q累計(1-9月)の営業利益実績が3.4億円となっており、上方修正の修正幅が限定的との見方から、株価は売りが優勢となっている。

★9:05  Nexus Bank-続伸 前期営業黒字転換見込む 2社連結化が寄与
 Nexus Bank<4764.T>が続伸。同社は19日、従来未定としていた20.12期通期の連結営業損益予想は3.1億円の黒字(前の期は2.7億円の赤字)と発表した。2020年11月に連結化したJトラストカードおよびJT親愛貯蓄銀行の同年11月~12月の業績を反映したことが寄与する。

★9:07  リソー教育-急騰 今期末配当予想のレンジ下限を引き上げ 8円に増額
 リソー教育<4714.T>が急騰。同社は19日、21.2期の年間配当予想を6.0~9.0円のレンジから8.0~9.0円のレンジ(前期は12.0円)に修正すると発表した。レンジの下限を2.0円増額修正している。

★9:07  GNI-急騰 中国子会社が深セン証券取引所創業板への上場申請準備を開始
 ジーエヌアイグループ<2160.T>が急騰。同社は19日、連結子会社である北京コンチネント薬業が2021年1月15日付の株主総会において、深セン証券取引所(創業板 チャイネクスト)への上場申請を決定したと発表した。

 上場要件を満たすため、社内規制とコンプライアンスを強化するようプレリスティング・チュートリングを行い、約3カ月の指導終了後、規制当局による受入検査を受けたのち、上場申請書類を作成の上、提出を行う予定としている。

★9:08  楽天-底堅い 台湾における楽天国際商業銀行の営業を開始
 楽天<4755.T>が底堅い。同社は19日、営業認可取得を経て1月19日から台湾における楽天国際商業銀行の営業を開始すると発表した。
 
 2020年12月10日のNNA報道によれば、台湾でネット専業銀行の営業ライセンスを取得するのは同行が初めてだという。
 開業当初は預金や振り込み、小口融資(マイクロファイナンス)といった業務を手掛ける予定で、開業から3カ月後に住宅ローン、半年後から法人向け融資をそれぞれ始めるとしている。

 なお、楽天国際商業銀行への出資割合は、同社傘下の楽天銀行が50%、楽天カードが1%、IBF Financial Holdings(台湾台北市)が49%。

★9:11  アサヒ衛陶-急落 今期営業益予想2.2倍も材料出尽くし
 アサヒ衛陶<5341.T>が急落。同社は19日、21.11期通期の連結営業利益予想は4000万円(前年同期比2.2倍)、年間配当予想は未定(前期は無配)と発表した。

 海外においては、ベトナム子会社を主体に新商品開発と販路拡大を進める。国内は高利益率商品の重点販売により、効率的に利益を稼ぐ運営を進めるとしている。

 20.11期通期の連結営業損益は1800万円の黒字(前の期は2億8100万円の赤字)だった。国内において事業体制のスリム化を進めたことで、製造経費および人件費などの経費を節減したことが寄与した。

 なお、足元で株価は堅調に推移していたこともあり、材料出尽くしで売られている。


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