前場コメント No.6 高度紙、伊藤忠、コニカミノルタ、ホープ、エーザイ、マキタ

2021/02/01(月) 11:47
★9:17  ニッポン高度紙工業-買い気配 通期営業益を上方修正 期末配当予想を増額修正
 ニッポン高度紙工業<3891.T>が買い気配。同社は1月29日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の19.0億円から25.0億円(前期比2.5倍)に引き上げると発表した。

 セパレータの需要は、3Q(10-12月)期間を通じて旺盛であったことに加え、4Q(1-3月)においても、車載向けや産業機器向けを中心に引き続き底堅い推移を見込むことから、前回予想を下回る見通し。

 21.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は19.6億円(前年同期比2.7倍)だった。

 また、21.3期の期末配当予想を10円から12円(前期は10円)に修正すると発表した。なお、年間配当は22円(前期は20円)となる。

★9:17  伊藤忠商事-3日続落 3Q累計最終益2割減益見込む 通期予想は据え置きか=日経
 伊藤忠商事<8001.T>が3日続落。1月31日付の日本経済新聞朝刊は、同社の3Q累計(4-12月)の連結純利益(IFRS)が前年同期比2割減の3500億円強になったようだと報じた。

 記事によれば、21.3期の純利益は前期比20%減の4000億円を見込む。進ちょく率は9割弱と計画を上回って推移しているとみられるが、ただ21年1~3月期は、2度目の緊急事態宣言の影響もあり、通期予想は据え置く公算が大きいようだ。決算発表は2月4日を予定している。

★9:18  コニカミノルタ-反発 3Q営業損益は営業黒字転換見込み 4四半期ぶり=日経
 コニカミノルタ<4902.T>が反発。1月30日付の日本経済新聞朝刊は、同社の3Q累計(4-12月)の連結営業損益(IFRS)が35億円前後の黒字だったようだと報じた。

 記事によれば、営業黒字は4四半期ぶり。新型コロナウイルスで苦戦していた事務機事業が底入れしたほか、液晶向けの機能フィルムなどが利益を押し上げたようだとしている。

★9:18  ホープ-急落 上期営業損益を下方修正 通期予想は未定に
 ホープ<6195.T>が急落。同社は1月29日、21.6期上期(4-9月)の営業損益予想を従来の9.0~9.5億円の黒字のレンジから2.6億円の黒字(前年同期は4000万円の赤字)に引き下げると発表した。併せて、21.6期通期の営業損益予想を未定とした。

 想定以上に電力取引価格が上昇し、エネルギー事業の売上原価が大きく増加したことから、前回予想を修正する。

★9:19  エーザイ-3日ぶり反発 アデュカヌマブについてFDAは審査を3カ月延長 追加データを精査
 エーザイ<4523.T>が3日ぶり反発。同社は1月29日、米バイオジェンと開発しているアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」について、米食品医薬品局(FDA)の新薬承認審査の期間が3カ月延長されたと発表した。

 従来では、3月7日までに承認の可否が判断される予定だったが、追加データの精査のために6月7日まで延長となる。

 FDAが2020年11月に開催した外部の専門家による諮問委員会では、有効性に対して否定的な見解が出たことで、同社株価は下落する場面があった。今回、追加データを含めたより詳細な検討が行われる見通しとなったことから、承認の可能性が高まったとみた買いが入っているようだ。同発表を受け、米バイオジェンの1月29日の株価は前日比5.5%高と上昇した。

★9:20  マキタ-もみ合い 通期営業益を上方修正 3Q累計は29%増
 マキタ<6586.T>がもみ合い。同社は1月29日、21.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を従来の675.0億円から820.0億円(前期比28.0%増)に引き上げると発表した。

 外出自粛による巣ごもり需要や建築・建設現場における堅調な工具需要を受け、前回予想を修正する。

 21.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は657.0億円(前年同期比29.1%増)だった。株価は好業績を織り込んで2020年12月に昨年来高値を更新後、足もと調整しており、きょうはもみ合っている。


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