前場コメント No.1 センコーGHD、ファストリ、IMAGICA、日医工、九州電、エコモット

2021/03/03(水) 11:36
★9:00  センコーGHD-続落 CBで220億円調達 自社株買いも発表
 センコーグループホールディングス<9069.T>が続落。同社は2日、2025年満期円貨建転換社債型新株予約権付社債を発行すると発表した。欧州およびアジアを中心とする海外市場(但し、米国を除く)における募集となる。

 社債総額は220億円、償還期限は2025年3月18日、利息は付さない。転換価格は1218円、払込日は3月18日(水)。手取金は約220億円で、新設する物流センターへの投資資金および車両運搬具・物流設備の購入などの設備投資に充当する。

 併せて、上限470万株・40億円の自己株取得枠を設定することも発表した。取得期間は3月3日~6月30日。自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.09%。
 具体的な取得方法として、3月3日午前8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、1015円で買い付けの委託を行う。取得する株式の総数は394万0800株(40億円相当)となる。

★9:01  ファストリ-もみ合い 2月国内ユニクロ既存店売上高0.4%増 1月は2%増
 ファーストリテイリング<9983.T>がもみ合い。同社が2日に発表した2月度の国内ユニクロ既存店+Eコマースの売上高は前年同月比0.4%増となった。全店は1.3%増だった。1月はそれぞれ2.0%増、1.8%増だった。

 2月は、在宅需要にマッチした商品の販売が好調だったことに加え、春物アウターやカットソーの販売も好調だった。

★9:01  IMAGICA-買い気配 今期一転最終黒字見込む 子会社売却が寄与
 IMAGICA GROUP<6879.T>が買い気配。同社は2日、21.3期通期の連結純損益予想を従来の11.5億円の赤字から22.0億円の黒字(前期は6.6億円の黒字)に上方修正すると発表した。

 希望退職募集に係る費用15.6億円を特別損失として計上する一方、同社が保有する米子会社SDI Media Groupの全株式を、スウェーデンのIYUNO Media Groupに売却することで株式譲渡益を計上することが寄与する。

★9:02  日医工-売り気配 約10年前から不適切製造か 富山県 業務停止命令へ=NHK
 日医工<4541.T>が売り気配。NHKは3日、同社が国が承認していない工程で製造した製品など70品目余りを自主回収した問題で、少なくともおよそ10年前から同様の不適切な方法で製造が行われていたと見られることが関係者への取材で分かったと報じた。

 報道によれば、富山県は、品質管理に重大な問題があったと見て、同日、業務停止命令を出して、主力工場での製造を32日間停止する処分などを行う方針としている。

★9:03  九州電力-反発 今期営業益予想6%減 最終益は黒字転換見込む
 九州電力<9508.T>が反発。同社は2日、従来未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想は600.0億円(前期比6.0%減)と発表した。市場コンセンサスは676億円。
 
 1月の寒気による電力需要ひっ迫による卸電力取引市場の価格高騰などを踏まえて未定にしていたが、最近の動向を踏まえて算出した。21.3期通期の連結純損益予想は220.0億円の黒字(前期は4.2億円の赤字)とした。

 なお、今期は最終黒字転換を見込むこともあり、買いが優勢となっている。

★9:03  エコモット-買い気配 新型コロナワクチン保管用フリーザー対応の無停電電源装置を提供
 エコモット<3987.T>が買い気配。同社は2日、新型コロナワクチンの保管用フリーザーを停電時にも継続稼働できるフリーザー対応型無停電電源装置(UPS)を開発したと発表した。
 
 クラウドを使用した監視機能や温度センサーをオプション搭載しており、遠隔でUPSの電池残量やフリーザー内部の温度を確認することが可能だという。停電時には最大5日間連続稼働するほか、突入電流は50Aまで対応。全国自治体への導入を目指し、3月中旬からの提供を始めるとしている。


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