後場コメント No.4 伊藤忠、阿波銀、野村HD、SHOEI、日亜鋼

2021/04/21(水) 15:00
★14:20  伊藤忠商事-底堅い 帝人および日揮とポリエステルのケミカルリサイクルで協力
 伊藤忠商事<8001.T>が底堅い。同社、帝人<3401.T>および日揮ホールディングス<1963.T>の3社は21日、廃棄されるポリエステル繊維製品からポリエステルをケミカルリサイクルする技術のライセンス事業に向けた共同協議書を締結したと発表した。

 この協議書締結により、帝人の持つポリエステルのケミカルリサイクル技術、グローバルにエンジニアリング事業を展開する日揮の知見、同社の持つ繊維業界の幅広いネットワークを活用し、廃棄されるポリエステル繊維製品を原料としたポリエステルのケミカルリサイクル技術の国内外へのライセンス展開や、コスト効率に優れたケミカルリサイクルシステムの構築を検討するとしている。

★14:21  阿波銀行-続落 野村証券と退路断つ「証券統合」 26日始動=日経
 阿波銀行<8388.T>が続落。日本経済新聞電子版は21日12時2分、同社と野村ホールディングス<8604.T>傘下の野村証券徳島支店が1年余りをかけて準備してきた証券業務の統合について、26日に本格始動すると報じた。

 記事によれば、野村証券から約90人の社員が同社に出向し、総勢250人規模で証券仲介業務にあたるという。同社は年内に徳島県内の4~5カ所に専用窓口を設けるなど証券営業を強化する一方、野村証券は23日で徳島支店を閉鎖するようだ。

 今後、顧客口座の管理は野村証券が担当し、勧誘・販売・アフターフォローなどは同社が受け持つもよう。同社の経営統括部の鶴田直穂・部付部長は「徳島県内にくまなく巡らせた営業網を武器に、証券分野でも新規顧客の開拓を加速させたい」と意気込んだとしている。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★14:23  ベイカレント-東海東京が目標株価を引き上げ コロナ禍が企業の変革を加速、中期的に拡大へ
 ベイカレント・コンサルティング<6532.T>が反落。東海東京調査センターでは、コロナ禍が企業の変革を加速、中期的に拡大見込む。レーティングは「Outperform」を継続、目標株価は18500円から42400円に引き上げた。

 東海東京では22/2期の売上収益は530億円(前年比23.6%増)、営業利益が170億円(同25.5%増)と予想。コロナ禍後の社会経済環境の変化により、企業は大規模な変革や本質的DXへの取組みに迫られており、コンサルティング案件の受注の好調持続を見込んでいる。23/2期は売上収益が670億円(前年比26.4%増)、営業利益が214億円(同 25.9%増)。DX支援に係るコンサルティング市場全体の拡大が見込まれる中、独自の人材開発によるコンサル品質の向上やDX関連プロジェクトの数多い実績が評価され、業績伸長を見込んでいる。

★14:39  日亜鋼業-後場急騰 21.3期営業益予想を上方修正 未定だった期末配当予想は4円
 日亜鋼業<5658.T>が後場急騰。同社は21日14時30分、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の10.0億円から14.8億円(前の期比15.4%減)に上方修正すると発表した。

 自動車向けの需要回復が想定を上回ったことに加え、土木向けの災害復旧需要や電力通信向け需要の増加、コスト削減対策の推進なども寄与する。併せて、未定としていた期末配当予想を4円(21.3期末は3円)にした。


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