前場コメント No.6 東武、M&Aキャピ、カーメイト、日産自、スガイ化、アイカ工

2021/05/06(木) 11:32
★9:13  東武鉄道-大幅続伸 今期最終黒字49億円見込む 前期は250億円の赤字
 東武鉄道<9001.T>が大幅続伸。同社は4月30日、22.3期通期の連結純損益予想は49億円の黒字(前期は250億円の赤字)と発表した。

 緊急事態宣言などに基づく社会的制限が実施されないことを前提に、各事業の特性を踏まえ足元の回復状況をベースに段階的に収束に向かいながらも、新しい生活様式を踏まえた企業や個人の行動の変化による影響が今期末まで一定程度残るものと仮定している。

 21.3期通期の連結純損益は250億円の赤字(前の期は355億円の黒字)だった。会社計画270億円の赤字を上回る着地となった。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて鉄道業など各事業が大きく落ち込んだものの、出控え傾向の緩和がみられたことから計画を上回った。

★9:14  M&Aキャピタル-売り気配 上期営業益43%増も1-3月は29%減
 M&Aキャピタルパートナーズ<6080.T>が売り気配。同社は4月30日、21.9期上期(10-3月)の連結営業利益は34.1億円(前年度期比42.9%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は54.9%。成約件数が増加するなかで、特に大型案件の増加が大きく寄与した。

 なお、四半期ベースでは2Q(1-3月)の連結営業利益は16.0億円(前年同期比29.4%減)だったこともあり、株価は売りが優勢となっている。寄り前の気配では、ストップ安水準まで値段を切り下げていた。

★9:14  カーメイト-買い気配 21.3期営業益予想を上方修正 一転増益へ
 カーメイト<7297.T>が買い気配。同社は4月30日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の5.5億円から13.6億円(前の期比48.1%増)に上方修正すると発表した。従来予想の39.8%減から一転して増益を見込む。コロナ禍での減収幅が想定を下回った。グループをあげたトータルコストの削減などにより、収益性が改善したことも寄与する。

★9:15  日産自動車-4日ぶり反発 保有するダイムラー株をすべて売却
 日産自動車<7201.T>が4日ぶり反発。同社は5月5日8時、保有するダイムラーAGの株式をすべて売却すると発表した。
 
 ダイムラーAGの株式資本1.54%に相当する1644万8378株を、1株あたり69.85ユーロで機関投資家に対しAccelerated Book Building (ABB)の手法により売却する。売却総額は約11億4900万ユーロ。売却資金は電動化の促進に向けた投資や事業競争力の強化などに活用する予定。この売却に伴う事業上のパートナーシップに変更はないとしている。

★9:15  スガイ化学-急騰 21.3期営業益予想を上方修正 売り上げと生産が順調推移
 スガイ化学工業<4120.T>が急騰。同社は4月30日、21.3期通期の連結営業利益予想を従来の3.5億円から5.0億円(前の期比2.7倍)に上方修正すると発表した。コロナ禍で慎重に見込んでいた売り上げと生産が順調に推移した。原価率の改善や経費の削減、為替の影響なども寄与する。

★9:16  アイカ工業-大幅続伸 今期営業益17%増見込む 前期は14%減
 アイカ工業<4206.T>が大幅続伸。同社は4月30日、22.3期通期の連結営業利益予想は210億円(前期比16.7%増)、年間配当予想は108円(前期は107円)と発表した。市場コンセンサスは200億円。

 今期については、連結子会社化したマレーシアのホットメルト接着剤製造販売会社であるアドテックの業績が組み込まれる予定。また、UVコーティング剤事業の拡大として、台湾メーカーの工場および同事業を譲り受ける手続きを進めている。

 21.3期通期の連結営業利益は180億円(前の期比13.7%減)だった。コロナ禍の国内建設市場については、雇用・所得環境に対する先行き懸念もあり住宅着工全体が減少した。この環境下で、化成品セグメント、建装建材セグメントとも苦戦したことが響いた。


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