後場コメント No.2 ミズホメディ、日鉄物産、ブロドリーフ、住友化、日電産、伊藤忠
★12:50 ミズホメディ－後場売り気配 通期営業益を上方修正 インフルエンザ検査薬の販売は大幅減
ミズホメディー<4595.T>が後場売り気配。同社は10日12時、21.12期通期の営業利益予想を従来の20.6億円から30.9億円（前期比7.4倍）に引き上げると発表した。1Qにおいて「スマートジーン新型コロナウイルス検出試薬」は、「全自動遺伝子解析装置 Smart Gene」の出荷再開により累計販売台数が着実に増加していることなどから、前回予想を上回る見通し。
21.12期1Q（1-3月）の営業損益は8.8億円の黒字（前年同期は100万円の赤字）だった。新型コロナウイルス検出試薬などは好調だったが、インフルエンザ検査薬については、感染予防策の実施から低水準となり、出荷額を返品額が上回るなど、大幅に販売が減少した。
なお、株価はインフルエンザ検査薬の大幅な販売減を懸念した売りが優勢となっている。
ミズホメディー<4595.T>が後場売り気配。同社は10日12時、21.12期通期の営業利益予想を従来の20.6億円から30.9億円（前期比7.4倍）に引き上げると発表した。1Qにおいて「スマートジーン新型コロナウイルス検出試薬」は、「全自動遺伝子解析装置 Smart Gene」の出荷再開により累計販売台数が着実に増加していることなどから、前回予想を上回る見通し。
21.12期1Q（1-3月）の営業損益は8.8億円の黒字（前年同期は100万円の赤字）だった。新型コロナウイルス検出試薬などは好調だったが、インフルエンザ検査薬については、感染予防策の実施から低水準となり、出荷額を返品額が上回るなど、大幅に販売が減少した。
なお、株価はインフルエンザ検査薬の大幅な販売減を懸念した売りが優勢となっている。
★12:52 日鉄物産－後場急騰 今期営業益44％増見込む 前期は31％減
日鉄物産<9810.T>が後場急騰。同社は10日11時30分、22.3期通期の連結営業利益予想は320億円（前期比43.6％増）、年間配当予想は220円（前期は160円）と発表した。今期から「収益認識に関する会計基準」などを適用する。緩やかな経済活動の正常化が見込まれるなか、中長期経営計画の施策の着実に進めるとしている。
21.3期通期の連結営業利益は223億円（前の期比30.6％減）だった。主力の鉄鋼事業において、ロックダウンの影響などにより上期に需要が大きく落ち込んだことなどが響いた。併せて、期末配当は従来予想の80円に対し110円（20.3期末は85円）に決定した。
日鉄物産<9810.T>が後場急騰。同社は10日11時30分、22.3期通期の連結営業利益予想は320億円（前期比43.6％増）、年間配当予想は220円（前期は160円）と発表した。今期から「収益認識に関する会計基準」などを適用する。緩やかな経済活動の正常化が見込まれるなか、中長期経営計画の施策の着実に進めるとしている。
21.3期通期の連結営業利益は223億円（前の期比30.6％減）だった。主力の鉄鋼事業において、ロックダウンの影響などにより上期に需要が大きく落ち込んだことなどが響いた。併せて、期末配当は従来予想の80円に対し110円（20.3期末は85円）に決定した。
★12:57 ブロードリーフ－３日ぶり反発 1Q営業益10％増 リモートで販管費効率化進む
ブロードリーフ<3673.T>が3日ぶり反発。同社は10日12時、21.12期1Q（1-3月）の連結営業利益（IFRS）が6.7億円（前年同期比10.1％増）だと発表した。社内業務のリモート化や営業活動のオンライン化を加速させたことで、販管費の効率化が進んだことが寄与した。
ブロードリーフ<3673.T>が3日ぶり反発。同社は10日12時、21.12期1Q（1-3月）の連結営業利益（IFRS）が6.7億円（前年同期比10.1％増）だと発表した。社内業務のリモート化や営業活動のオンライン化を加速させたことで、販管費の効率化が進んだことが寄与した。
★13:00 住友化学－3日続伸 経団連新会長に同社会長の十倉氏と報じられる
住友化学<4005.T>が3日続伸。10日、経団連の新会長として、同社の十倉雅和会長を後任にあてる方針だと各紙が報じた。
同日11時46分のＮＨＫ報道によれば、現会長の中西宏明氏はリンパ腫による病気療養のため、任期途中で退任することになったという。関係者の話によると、化学メーカーのトップを務め、財界活動が豊富な十倉氏が後任の会長に適任だと判断したもよう。今日の午後にも、正式に発表する予定としている。
住友化学<4005.T>が3日続伸。10日、経団連の新会長として、同社の十倉雅和会長を後任にあてる方針だと各紙が報じた。
同日11時46分のＮＨＫ報道によれば、現会長の中西宏明氏はリンパ腫による病気療養のため、任期途中で退任することになったという。関係者の話によると、化学メーカーのトップを務め、財界活動が豊富な十倉氏が後任の会長に適任だと判断したもよう。今日の午後にも、正式に発表する予定としている。
★13:03 日本電産－ＳＭＢＣ日興が目標株価を微修正 原材料価格高騰はトラクションモータ拡大の障害となりうる
日本電産<6594.T>が小幅安。ＳＭＢＣ日興証券では、原材料価格高騰はトラクションモータ拡大の障害となりうると指摘。投資評価は「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は15300円から15100円に微修正した。
短期的には、材料費の高騰、特にリチウムイオン電池の原材料と、モータの原材料（特に銅）の価格がリスク要因とみている。EVの生産数量が増加すれば価格が下がるとの見方が株式市場では支配的だが、現実的には埋蔵量が限られる素材の増産は価格押し上げ要因になるという。補助金切れ後でもEV需要が現在の水準を維持できるかについては不透明感が漂うと指摘。小型EVではこの問題は小さくなるものの、市場規模が小さくなり、部品メーカーにとっての旨味は薄れるという。EV市場拡大には、バッテリーのイノベーションか自動車の使い方の変化（自動運転の導入など）が不可欠と解説している。
日本電産<6594.T>が小幅安。ＳＭＢＣ日興証券では、原材料価格高騰はトラクションモータ拡大の障害となりうると指摘。投資評価は「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は15300円から15100円に微修正した。
短期的には、材料費の高騰、特にリチウムイオン電池の原材料と、モータの原材料（特に銅）の価格がリスク要因とみている。EVの生産数量が増加すれば価格が下がるとの見方が株式市場では支配的だが、現実的には埋蔵量が限られる素材の増産は価格押し上げ要因になるという。補助金切れ後でもEV需要が現在の水準を維持できるかについては不透明感が漂うと指摘。小型EVではこの問題は小さくなるものの、市場規模が小さくなり、部品メーカーにとっての旨味は薄れるという。EV市場拡大には、バッテリーのイノベーションか自動車の使い方の変化（自動運転の導入など）が不可欠と解説している。
★13:11 伊藤忠商事－4日続伸 今期最終益37％増見込む 前期は20％減
伊藤忠商事<8001.T>が4日続伸。同社は10日13時、22.3期通期の連結純利益予想（IFRS）を5500億円（前期比37.0％増）だと発表した。市場コンセンサスは5112億円。
コロナ前の利益水準を超える利益軌道への回帰を進めるとしている。
21.3期通期の連結純利益は4014億円（前の期比19.9％減）だった。新型コロナの影響を受け、エネルギー・化学品などが低調だった。
伊藤忠商事<8001.T>が4日続伸。同社は10日13時、22.3期通期の連結純利益予想（IFRS）を5500億円（前期比37.0％増）だと発表した。市場コンセンサスは5112億円。
コロナ前の利益水準を超える利益軌道への回帰を進めるとしている。
21.3期通期の連結純利益は4014億円（前の期比19.9％減）だった。新型コロナの影響を受け、エネルギー・化学品などが低調だった。
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