前場コメント No.5 朝日インテック、マツモトキヨシ、JTOWER、サントリーBF、トプコン、JMDC

2021/09/02(木) 11:30
★9:21  朝日インテック-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 直販化、シェア拡大、新領域開拓による成長が続く
朝日インテック<7747.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、直販化、シェア拡大、新領域開拓による成長が続くと指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は3400円→3900円に引き上げた。

 営業利益予想は、売上高予想の引き上げを主要因に上方修正。需要(カテーテル症例)は主要地域でコロナ前水準へ回復しており、注力する米国や中国での新製品の拡販が業績拡大要因になると考えている。PTCA以外の脳や下肢末梢領域では、ガイドワイヤーなど知名度を有する製品を中心に開拓が進むと考えている。買収4社の利益改善は会社想定よりは慎重にみるものの、牽引役となるANSURの手術支援ロボットの販売動向に注目。三菱UFJでは新中計の売上高及び営業利益率目標の達成時期を25/6期と予想し、会社計画よりも前倒しでの達成を予想している。

★9:30  マツモトキヨシ-三菱UFJMSが「Neutral」で再開 都市部人流とココカラファインとの統合効果注目
 マツモトキヨシホールディングス<3088.T>が小幅高。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、都市部人流とココカラファインとの統合効果注目。レーティングを「Neutral」で再開し、目標株価は5400円に設定した。

 この先の株式市場の注目点は、「都市型店舗の販売回復」とともに「ココカラファインとの統合効果」になると指摘。21年10月のココカラファインとの統合は大型統合だけに株式市場での注目度も高いという。三菱UFJでは、店舗網・顧客基盤の拡大を梃子にした各種スケールメリットを早期に実現できるかどうかが重要とみている。


★9:32  JTOWER-反発 東京都と西新宿エリアにおけるスマートポールの面的設置に関する事業を展開
 JTOWER<4485.T>が反発。同社は1日、東京電力ホールディングス<9501.T>系の東京電力パワーグリッド、NTT<9432.T>系の東日本電信電話と、東京都が実施する「令和3年度西新宿エリアにおけるスマートポールの面的設置、運用及び検証事業」にて共同提案を実施したところ同提案が採択され、同日、同社が代表事業者となり、東京都と協定を締結したと発表した。

 同事業では、西新宿エリアにおける5G通信網のカバーエリア促進やスマート東京の実現に向け、新型スマートポール20基を設置し、各種実証事業などの取組みを行うとともに、スマートポールの他地域への展開を見据えたビジネスモデルを構築するとしている。

★9:38  サントリーBF-大和が投資判断引き上げ 日本で培った強みを海外へ
サントリー食品インターナショナル<2587.T>が続伸。大和証券では、日本で培った強みを海外へとコメント。投資判断は「2(アウトパフォーム )」→「1(買い)」に引き上げ、目標株価は5000円→5500円に引き上げた。

 今上期の大幅増益の背景には、新型肺炎影響の一巡だけでなく、海外事業を中心とする構造改革の進展があると考えている。組織の階層を減らして意思決定を迅速にすること、コアブランドへの経営資源を集中することによる販促費の効率化とブランドエクイティの強化といった、「日本の勝ちパターン」の海外導入が奏功し始めており、海外事業は新たな成長ステージに入ったとみている。

★9:41  トプコン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 2Q以降には不透明要素あり
 トプコン<7732.T>が小幅高。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、1Q業績は想定以上だったが2Q以降には不透明要素ありと指摘。レーティングは「Neutral」で継続、目標株価は1400円→1600円に引き上げた。

 営業利益は新型コロナによる需要減に応じて販管費をコントロールしてきたことや先行投資姿勢を抑制した効果で回復が続いてきたと指摘。しかしながら、東南アジアでの新型コロナ感染の再拡大、原材料価格高騰、半導体不足などの不透明要因があり、三菱UFJでは2Q以降の業績を慎重にみている。

★9:42  JMDC-SMBC日興が目標株価引き上げ 医療データのアップセルとクロスセルで更なる成長へ
JMDC<4483.T>が反落。SMBC日興証券では、医療データのアップセルとクロスセルで更なる成長加速を期待。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は7000円から8200円に引き上げた。

 業績予想を22/3期1Q実績及び足元の事業環境を踏まえ上方修正。医療IT企業の株価は足元調整が続いているが、データアクセス力、クロス/アップセル余地に注目しており、業界水準を上回る成長スピードを期待している。医療ITサブセクター、ヘルスケアセクター内での相対感、中長期の投資対象としての魅力からトップピックとしての推奨を継続。カタリストは、(1)クロスセル(保険者由来以外の医療データ収集による単価アップ)(2)アップセル (ソリューション提供による単価アップ)、(3)顧客基盤の拡大(製薬企業以外の生損保企業向けの事業拡大)などを挙げた。


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