前場コメント No.7 東レ、インスペック、信越ポリ、三菱ケミHD、萩原工業、ヴィッツ

2021/09/07(火) 11:35
★10:34  東レ-反発 シーメンス・エナジーとパートナーシップを締結
 東レ<3402.T>が反発。同社は6日、シーメンス・エナジーAG(ドイツ・バイエルン州ミュンヘン)と、革新的なPEM型水電解を用いたグリーン水素製造技術の創出により、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献すべく、両社の「戦略的パートナーシップの構築」に係る基本合意書を締結したと発表した。

 今後、飛躍的に拡大が予想される世界市場獲得に向けて、両社の水素・燃料電池関連技術・事業、グローバルネットワークを活かして世界各国・地域の顧客に最適なソリューションを提供し、再エネ由来グリーン水素の導入拡大、および戦略的なグローバル事業展開を共同で推進するとしている。

★10:35  インスペック-急落 1Q営業益1600万円 前年同期は1.3億円
 インスペック<6656.T>が急落。同社は6日、22.4期1Q(5-7月)の営業利益が1600万円だったと発表した。なお、同社は前年同四半期の財務諸表を作成していないため、対前年同四半期増減率については記載していない。

 21.4期1Q(5-7月)の連結営業利益は1.3億円だった。渡航制限の影響を受け、納入した製品の立ち上げに時間を要したため、売上高は当初計画を下回った。

★10:48  信越ポリマー-3日続伸 導電性ポリマー増強検討と報じられる
 信越ポリマー<7970.T>が3日続伸。7日付の化学工業日報は、同社の導電性ポリマーの能力増強が視野に入ってきたと報じた。

 記事によれば、帯電防止用途は主力の一つである光学系フィルム用の出荷が堅調で、この先の次世代ディスプレイ用途も増加を見込むという。もう一つの主力用途であるコンデンサー向けも大きな成長を見込むなか、現有能力が数年後にはフル生産となる想定のようだ。成長分野のニーズに適合する新規グレードの投入と合わせ、供給能力の強化が必要とみている。

★10:54  三菱ケミカル-4日続伸 タイでPMMA再生検討 5年内にも設備建設と報じられる
 三菱ケミカルホールディングス<4188.T>が4日続伸。7日付の化学工業日報は、同社傘下の三菱ケミカルが、グループの生産拠点を置くタイでもポリメチルメタクリレート(PMMA)のケミカルリサイクルをめざすと報じた。

 記事によれば、先行する欧州や日本に続き、事業化の検討を開始したという。自動車関連などから回収し、リサイクル技術は欧米などの事例を参考に導入する考えのようだ。今後5年以内のプラント建設を想定するとした。

★10:57  萩原工業-3日続伸 3Q累計営業益3%増 機械製品事業が伸びる
 萩原工業<7856.T>が3日続伸。同社は6日、21.10期3Q累計(11-7月)の連結営業利益は19.8億円(前年同期比2.5%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は75.1%。
 
 機械製品事業において、主力のスリッター関連製品がフィルム関係で海外でのディスプレイの需要拡大を背景に偏光板用大型機の販売が好調であったことに加え、紙関係の需要も底堅く推移したことなどが寄与した。

★11:07  ヴィッツ-急騰 同社のDXソリューションが岐阜県IoTコンソーシアムの基本システムに採用
 ヴィッツ<4440.T>が急騰。同社は6日、同社のDXソリューションが、岐阜県IoTコンソーシアムの基本システムに採用されたと発表した。

 同社が保有するDX技術を岐阜県の企業が中心となる「IoTによる機械設備の稼働情報収集、見える化ワーキンググループ」に提供し、同WGからの委託企業として課題解決に貢献するとしている。


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