前場コメント No.7 JT、ワコム、テクノプロHD、トランスコスモ、スクリン、中国電

2021/11/01(月) 11:35
★9:34  JT-野村が投資評価引き上げ 海外は好調継続、日本の加熱式もシェア上昇
 日本たばこ産業<2914.T>が急反発。野村証券では、海外は好調継続、日本の加熱式もシェア上昇と指摘。投資評価は「Neutral」→「Buy」に引き上げ、目標株価2250円→3100円に引き上げた。

 欧州でシェア上昇が継続、ロシアでも機動的なブランド戦略によりシェア低下に歯止めがかかっていると指摘。日本ではPloomXの投入により加熱式タバコ市場において足元でシェアが上昇。主に販売数量見通しを引き上げ、21.12期以降の利益予想を上方修正した。会社側は21.12期を底に中期的な増配を目指しており、今回の配当増額発表は中期的な利益成長への自信とみている。

★9:35  ワコム-大幅高 通期営業益を上方修正 上期は12%減
 ワコム<6727.T>が大幅高。同社は10月29日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の110.0億円から120.0億円(前期比10.5%減)に引き上げると発表した。

 米国の対中追加関税措置について売上原価に与える影響が当初の想定よりも低減したことから、前回予想を上回る見通し。

 22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は75.6億円(前年同期比12.3%減)だった。

★9:35  ワコム-大幅高 400万株・20億円を上限に自社株買い 割合は2.48%
 ワコム<6727.T>が大幅高。同社は10月29日、400万株・20億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は11月1日~2022年1月28日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.48%となる。

★9:36  テクノプロHD-急落 1Q営業益10%減 回復基調も雇調金の減少幅補えず
 テクノプロ・ホールディングス<6028.T>が急落。同社は10月29日、22.6期1Q(7-9月)の連結営業利益(IFRS)は39.4億円(前年同期比9.5%減)だったと発表した。

 稼働人数や売上単価が回復基調にあるGP改善によって、正常化に向かう採用費やその他費用の増加を十分カバーできたが、雇用調整助成金の減少幅を補うまでには至らなかった。この傾向が2Qも継続する見込みとしている。

★9:36  トランスコスモス-急落 上期営業益108億円も2Qは前四半期比減益
 トランスコスモス<9715.T>が急落。同社は10月29日、22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は108億円(前年同期は85億円)だったと発表した。今期から「収益認識に関する会計基準」などを適用しているため、増減率の前年比較はできない。

 アウトソーシングサービスの需要が拡大し、公共案件の受注増加や案件の採算性が改善したことなどが寄与した。

 なお、1Q(4-6月)の営業利益57億円に対し2Q(7-9月)は51億円にとどまっており、株価は今後の利益成長鈍化を懸念した売りが優勢となっている。

★9:40  SCREEN-シティが目標株価引き上げ 収益性の改善・安定が見えてきた
 SCREENホールディングス<7735.T>が続伸。シティグループ証券では、投資判断は「中立」を継続しながらも、目標株価を11000円→11600円に引き上げた。

 収益性の改善・安定が見えてきたと指摘。7-9月期決算・会社計画の上方修正、足元の事業環境を踏まえて業績予想を上方修正(業績予想アップデート)した。

★9:47  中国電力-急落 通期最終損益予想を下方修正 一転赤字へ 燃料価格の上昇響く
 中国電力<9504.T>が急落。同社は10月29日、22.3期通期の連結純損益予想を従来の80億円の黒字から140億円の赤字(前期は146億円の黒字)に下方修正すると発表した。

 燃料価格の上昇に伴う燃料費調整制度の期ずれ差損の拡大や、冬季の供給力確保に向けた電力の調達費用の増加が響く。

 22.3期上期(4-9月)の連結純利益は65億円(前年同期比81%減)だった。

 併せて、期末配当予想を従来の25円から未定に取り下げた。


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