今日の株式見通し－堅調か　米国株は3指数がそろって上昇

　東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は104ドル高の36432ドルで取引を終えた。先週、インフラ法案が下院を通過したことを好感して買いが優勢。キャタピラーが大幅高となったほか、素材株などが上昇のけん引役となった。ドル円は足元で113円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて195円高の29685円、ドル建てが215円高の29705円で取引を終えた。 　ナスダックは終盤に下げる場面もあったが、3指数がそろって上昇。イーロン・マスク氏の株式売却提案がSNS上で話題になったテスラは5％近い下落となったが、米株市場全体へのネガティブな影響は限定的であった。日本株も米国株の上昇を好感した買いが入ると予想する。米国動向からは景気敏感株に好影響が見込まれるだけに、上昇銘柄も多くなりそう。自己株取得を発表したソフトバンクＧは、ADRでは大幅高となっている。指数寄与度の大きい銘柄でもあり、同社が強く始まれば、全体の押し目買い機運も高まりやすい。日経平均はきのうは安値引けではあったが、29500円は割り込まなかった。調整一巡感が台頭し、しっかりとした動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは29600円-29800円