前場コメント No.7 ローム、シュッピン、メディアスHD、エンビプロH、IIJ、プロパティA

2021/11/09(火) 11:41
★9:53  ローム-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 下期は能力増強でトップライン上昇へ
 ローム<6963.T>が反発。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、アナログ半導体は需給逼迫継続、下期は能力増強でトップライン上昇と予想。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は13500円→14500円に引き上げた。

 円安のプラス効果に加え、アナログ半導体の事業環境と生産能力拡大を織り込んだ。営業利益予想は22/3期を70億円増額の730億円、23/3期は同100億円増額の1000億円、24/3期は同100億円増額の1280億円へ変更した。下期以降は生産能力強に伴い、トップラインが拡大する局面を予想。会社計画は保守的でアップサイド余地が大きいとみている。

★9:58  シュッピン-急落 上期営業益2.5倍も上方修正なし
 シュッピン<3179.T>が急落。同社は8日、22.3期上期(4-9月)の連結営業利益は13.2億円(前年同期比2.5倍)だったと発表した。上期の会社計画11.7億円を上回った。通期計画に対する進ちょく率は65.9%。

 主軸のEC、および免税を中心に売り上げが順調となった。AIMD(AIによる中古カメラの販売、買取価格の自動アシストシステム)の効果もあり、高い粗利率を維持したことなども寄与した。

 なお、順調な進ちょくとなったものの、通期の見通しを据え置いたこともあり失望売りに押されている。

★10:07  メディアスHD-急騰 1Q営業益4.7倍 新型コロナ関連試薬など好調
 メディアスホールディングス<3154.T>が急騰。同社は8日、22.6期1Q(7-9月)の連結営業利益が9.2億円(前年同期比4.7倍)だったと発表した。

 新型コロナウイルス感染症の検査に係る試薬などの感染対策に関わる製品の販売が好調に推移した。備品についても新型コロナウイルス感染症対策に係る補助金関連の案件の獲得が寄与した。

★10:14  エンビプロ-急落 1Q営業益6.2倍も手じまい売り優勢
 エンビプロ・ホールディングス<5698.T>が急落。同社は8日、22.6期1Q(7-9月)の連結営業利益は8.0億円(前年同期比6.2倍)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は33.3%。

 資源循環事業における鉄スクラップなどの上級品種の需要増加や、大型解体物件からの鉄スクラップ取り扱い量の増加、グローバルトレーディング事業における国内需要の取り込みによる販売量増加などが寄与した。

 なお、株価が高値圏にあったこともあり、手じまい売りが優勢となっている。

★10:15  IIJ-SMBC日興が投資評価引き上げ 高収益体質への変化を評価
 インターネットイニシアティブ<3774.T>が大幅反発。SMBC日興証券では、高収益体質への変化を評価。投資評価は「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は3600円から5900円に引き上げた。

 業績予想を上方修正。(1)個人向けモバイル(IIJmio)の新料金プランへの移行によるARPUの減少幅を上方修正したこと、(2)セキュリティサービスの売上予想を引き上げたこと、(3)規模の拡大に伴い、IPとセキュリティの収益性が高まっていることから、営業利益は、22/3期222億円(従来188億円)、23/3期259億円(213億円)と予想。24/3期以降は、年平均10.5%の営業利益成長を予想している。

★10:26  プロパティエージェント-急落 上期最終益62%増も前四半期比で減益
 プロパティエージェント<3464.T>が急落。同社は8日、22.3期上期(4-9月)の連結純利益が6.0億円(前年同期比62%増)だったと発表した。

 投資用不動産の販売が好調だった。四半期ベースでは2Q(7-9月)の連結純利益は1.2億円で、1Q(4-6月)の同4.9億円を下回った。株価は前四半期比減益を嫌気した売りが優勢となっている。


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