前場コメント No.6 SUMCO、楽天G、HCSHD、INPEX、ミルボン、小田原機

2021/11/18(木) 11:40
★9:57  SUMCO-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 値上げ前倒しで営業利益予想を増額
 SUMCO<3436.T>が反落。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、値上げ前倒しで営業利益予想を増額。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は4100円→4300円に引き上げた。

 300mmウェーハ長期契約価格の値上げタイミングを23/12期から22/12期へと1年前倒し方向で見直し。また、22/12期の長期契約価格は、品種別ではエピタキシャルウェーハの値上げ幅がより大きくなる方向で見直した。最先端の300mmエピタキシャルウェーハで推定50%超のシェアを有しており、相対的に業績の改善度合いが大きいと予想。22/12期の営業利益予想を630億円から950億円(YoY+86%、Bloombergコンセンサス705億円)に引き上げた。

★9:58  楽天G-シティが目標株価引き上げ 通信業績モメンタムの転換点近づく
 楽天グループ<4755.T>が続伸。シティグループ証券では、通信業績モメンタムの転換点近づくと指摘。投資判断は「買い」を継続、目標株価は1600円→1800円に引き上げた。

 Q3決算を踏まえ、21年12月期予想(営業利益-1,800億円、EPS-120円)を据え置いた。(コンセンサスは-1,554億円/-94円)。一方、好調なECやフィンテックに加え、通信事業の業績モメンタム転換点も近づいており、来期以降の業績は増額修正。さらに、楽天銀行IPO発表で資金調達環境も徐々に改善の兆しが見えるという。

★10:07  HCSHD-大幅に3日続伸 出資先のラバブルがマザーズ上場承認
 HCSホールディングス<4200.T>が大幅に3日続伸。同社は17日、持分法適用関連会社であるラバブルマーケティンググループの東京証券取引所マザーズ市場への上場が承認されたと発表した。

 ラバブルマーケティンググループはSNSマーケティング事業、マーケティングオートメーション事業を行っており、同社の持ち株比率は30.0%としている。

★10:16  INPEX-急落 NY原油先物価格3%安 米国が石油備蓄放出要請と伝わる
 INPEX<1605.T>が急落。原油先物価格の下落が材料視されている。17日の12月限WTI原油先物価格は終値で前営業日比2.40ドル(3.0%)安の1バレル=78.36ドルとなった。米国が中国に対し、原油の戦略備蓄の放出を要請したと伝わり、需給緩和が意識されたようだ。

 これを受け、同社株価は安いところで前日比6%安の944円まで下げる場面があった。出光興産<5019.T>も大幅安。

★10:30  ミルボン-大幅高 白髪化の抑制に高い効果がある成分を発見
 ミルボン<4919.T>が大幅高。同社は17日、東北大学教授の福田光則技術顧問とともに、白髪化の抑制に高い効果がある成分を複数発見したと発表した。

 これらの成分はメラニン色素の輸送遺伝子メラノフィリンの発現を向上させる効果があり、白髪化を防ぐアプローチになり得ると考えられるとしている。

★10:31  小田原機器-4日ぶり反発 Visaのタッチ決済を急行バスに本格導入
 小田原機器<7314.T>が4日ぶり反発。同社、長電バス(長野県長野市)、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>傘下の三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(東京都千代田区)の4社は18日10時、長電バスの運行する急行バスス(長野駅~志賀高原間、飯山駅~斑尾高原間)の車内において、Visaのタッチ決済ならびにQR決済(PayPay、Alipay)によるキャッシュレスのセルフ決済を本格導入すると発表した。

 この事業は2021年2月より急行バス志賀高原線(長野駅~志賀高原間)に試験導入していたが、試験導入期間にコロナ禍でバスの利用が低迷するなか、顧客の行動パターンも多様化し日常利用においてカードを利用する機会が増えている。今回の取り組みにより、運転士と直接現金をやり取りせずに運賃支払が可能となるため、非接触に対するニーズの高まりに対応できるとみている。


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