前場コメント No.4 石川製、マミーマート、GSユアサ、バルミューダ、ニチモウ、レーザーテク

2021/11/19(金) 11:34
★9:17  石川製作所-大幅高 政府 防衛費7000億円計上へと伝わる
 石川製作所<6208.T>が大幅高。政府が2021年度補正予算案で防衛費として7000億円規模を計上する見通しだと伝わったことが材料視されている。

 19日付の日本経済新聞朝刊によれば、補正予算案で過去最大で、安全保障環境の変化を踏まえ、哨戒機や機雷などの防衛装備品を新規で購入するとしている。

 このことを受け、防衛関連銘柄の買いが優勢となっている。豊和工業<6203.T>、細谷火工<4274.T>、日本アビオニクス<6946.T>なども高い。

★9:19  マミーマート-続落 10万株の立会外分売を実施
 マミーマート<9823.T>が続落。同社は18日、10万株分の立会外分売を実施すると発表した。売却予定期間は11月26日~12月2日。分売価格は分売実施日の前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する。

 一定数量の売却意向があったとしている。なお、株価は需給悪化懸念から売りが出ている。

★9:21  GSユアサ-4日続伸 窒素含有硫化物固体電解質の開発に成功
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>が4日続伸。同社は18日、全固体電池を実用化するためのキーマテリアルである硫化物固体電解質のイオン伝導度とともに、耐水性も高めた窒素含有硫化物固体電解質の開発に成功したと発表した。

 この技術により、全固体電池の実用化を前進させることができたとしている。また全固体電池の製造時のハンドリング性の向上、および製造環境の維持コストの削減が期待できるとみている。



 

★9:34  バルミューダ-大幅に4日続落 社外役員が売買承認期間外に同社株を売買
 バルミューダ<6612.T>が大幅に4日続落。同社は18日、社外役員が社内規程に違反したことを受け、社内処分を決議したと発表した。

 同社は、5月13日の大引け後に21.12期1Q(1-3月)決算と業績の上方修正を発表したが、同役員は売買承認期間に対する錯誤から、売買承認期間外である5月13日正午頃に同社株式の買い付けを行い、結果として内部者取引に該当するおそれのある同社株式の買い付け取引を行ったという。
 
 これにより、社外役員、代表取締役社長の月額基本報酬の減額などを行ったほか、今後は社外も含めた役職員に対する研修を通じたコンプライアンスおよびガバナンス意識の強化に加え、適切な情報開示を行う予定としている。

★9:42  ニチモウ-大幅高 沖縄県での軽石の回収試験で効率的な回収を確認
 ニチモウ<8091.T>が大幅高。同社は18日、11月17日に沖縄県国頭村周辺の漁港内で回収装置を用いた軽石の回収試験を行い、効率的に回収できることを確認したと発表した。

 沖縄県国頭村の漁港を埋め尽くしている軽石が漁船のエンジントラブルを引き起こし出漁が困難な状態にあり、同社は軽石被害の解消に向けた取り組みを行っている。今後は国頭漁業協同組合と協力し、軽石がもたらす漁業被害の迅速な解決に向けた回収装置の活用を目指している。

★9:49  レーザーテック-新高値 エヌビディアが好決算で8%高 国内半導体関連にも買い波及
 レーザーテック<6920.T>が新高値。画像処理半導体大手である米エヌビディアの決算発表が好感されている。

 エヌビディアが17日に発表した、8~10月決算は、売上高が71億300万ドル(前年同期比50%増)、特別項目を除く1株利益が1.17ドル(同60%増)といずれも市場予想を上回った。これを受け、18日の株価が8%超上昇。ほかの半導体関連にも買いが波及し、フィラデルフィア半導体株指数も1.8%近い上昇となった。

 米半導体関連の好調が続いていることから、国内の関連銘柄にも買いが集まっている。東京エレクトロン<8035.T>も上場来高値を更新しており、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>、新光電気工業<6967.T>なども堅調。


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