前場コメント No.6 INPEX、NTTDIM、キリンHD、弁護士コム、ソフトバンクG、Jパワー

2022/01/27(木) 11:33
★10:13  INPEX-3日ぶり反発 需給ひっ迫で原油価格上昇 北海ブレンドが一時90ドル超え
 INPEX<1605.T>が3日ぶり反発。原油価格の上昇が材料視されている。

 26日の原油相場は、WTI原油先物が続伸し前日比1.75ドル高の1バレル=87.35ドルで終了。足元の需給ひっ迫やウクライナ情勢の緊迫化などが買い材料視された。北海ブレンド先物も一時90ドルを上回った。

 原油価格上昇を受け、原油・ガス開発生産国内最大手の同社株も買いが優勢となっている。

★10:18  NTTデータイントラマート-大幅安 今期営業益を上方修正も調整続く
 NTTデータイントラマート<3850.T>が大幅安。同社は26日、22.3期通期の連結営業利益予想を従来の6.0億円から7.6億円(前期比4.5倍)に引き上げると発表した。

 DX提案の進展による金融大型案件の受注および部品化ソリューションの活用などが奏功し、前回予想を上回る見通し。

 22.3期3Q累計(4-12月)の連結営業損益は6.5億円の黒字(前年同期は9800万円の赤字)だった。なお、上方修正後の予想PERは20倍前後となっており、株価はグロース売りの流れから大幅安となっている。同社株価は21日に昨年来安値を更新するなど、調整が続いている。

★10:33  キリンHD-もみ合い 国軍系の合弁清算申し立て却下 ミャンマー裁判所=日経
 キリンホールディングス<2503.T>がもみ合い。27日付けの日本経済新聞朝刊は、ミャンマーの国軍系企業ミャンマー・エコノミック・ホールディングス(MEHL)による同社との合弁会社の清算申し立てを巡り、最大都市ヤンゴンの裁判所は26日、MEHLの求めを却下したと報じた。
 
 記事によれば、同社側の主張を認めた形だが、MEHLは今回とは別の法律に基づいて再度申し立てることができるとみられ、先行きは不透明だとしている。

★10:38  弁護士ドットコム-一時ストップ安 きょう決算発表予定 先回り売り優勢
 弁護士ドットコム<6027.T>が一時ストップ安。きょう同社が決算発表を予定していることが材料視されているようだ。

 同社の予想PERはあしもと220倍台と非常に高水準で推移しており、決算に対する警戒から売りが優勢となっている。

★10:52  ソフトバンクG-新安値 一時6%安 FOMC通過で米長期金利上昇を懸念
 ソフトバンクグループ<9984.T>が新安値。米10年債利回りの上昇が材料視されているようだ。
 
 26日の米国市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文で、政策金利を「まもなく引き上げるのが適切だ」と表明したことを材料に、利回りが1.7%台から1.8%台後半まで上昇した。長期金利の上昇は高PERの成長銘柄にとって逆風となることから、スタートアップ企業に多く投資している同社業績を懸念した売りが優勢となっている。

 株価は安いところで6%超安の4816円まで下げ、昨年来安値を更新している。

★10:55  Jパワー-堅調 ハイテク株の下げきつい ディフェンシブ関連に物色
 J-POWER(電源開発)<9513.T>が堅調。ハイテク・グロース株が主導して全体がきつい下落となるなか、ディフェンシブ株の一角が物色されている。

 同社は生活インフラに係わる各種発電事業を手がけており、きのうの終値1495円に対する年間配当利回りも約5%と比較的高い水準となっている。PERは10倍以下、PBRも0.3倍台と割安感もあったことから、リスク回避先として買いが集まっているようだ。

 ディフェンシブ関連として、JT(日本たばこ産業)<2914.T>や九州電力<9508.T>、東北電力<9506.T>などもプラス圏を維持している。


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