川崎重工業-後場売り気配 今期最終益290億円見込むもコンセンサス下回る
川崎重工業<7012.T>が後場売り気配。同社は10日11時30分、23.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を290億円、年間配当予想を50円(前期は40円)にすると発表した。今期の会計基準からIFRSを適用するため、前期との実績比較はできない。市場コンセンサスは335億円。
航空宇宙システム事業において民間航空機の運航時間の回復に伴い民間機向け航空エンジンの採算が改善するほか、モーターサイクル&エンジン事業における売上の増加に伴う利益増加を見込む。前提となる想定為替レートは1ドル=120円、1ユーロ=130円とした。
22.3期通期の連結純損益(日本基準)は218億円の黒字(前の期は193億円の赤字)だった。会社計画150億円の黒字を上回った。為替レートが想定以上に円安に推移したことが寄与した。
併せて、期末配当を従来予想の10円に対し20円(21.3期末は無配)に決定したことも発表した。
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