味の素-売り気配 今期最終益2%増見込む 前期は27%増
味の素<2802.T>が売り気配。同社は11日、23.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を770億円(前期比1.7%増)、年間配当予想を58円(前期は52円)にすると発表した。市場コンセンサスは787億円。
価格対応や低資源利用発酵や原料ミックスの工夫などによるコストダウンを着実に推進するとともに、原料価格に左右されない事業構造実現に向けた一段の構造改革を進めるとしている。想定為替レートは1米ドル120円とした。
22.3期通期の連結純利益は757億円(前の期比27.4%増)だった。コロナ禍で落ち込んでいた外食用・業務用製品の販売が一部復調したことに加え、ヘルスケア等セグメントにおいて、電子材料およびバイオファーマサービスの販売が好調だったことが寄与した。
なお、今期の見通しがコンセンサスを下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。
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