前場コメント No.5 大林組、新電工、小林製薬、SOMPOHD、IHI、クレハ

2022/05/18(水) 11:31
★9:05  大林組-3日ぶり反発 コンクリCO2を9割減 パルプ副産物活用=日経
 大林組<1802.T>が3日ぶり反発。18日付けの日本経済新聞朝刊は、同社が一般的なコンクリート製品に比べ、製造時の二酸化炭素(CO2)の排出量を実質的に9割近く減らすコンクリートを実用化すると報じた。
 
 記事によれば、日本製紙<3863.T>などと共同で、CO2の実質的な排出抑制につながる「リグニンクリート」を開発したという。樹木の重さの3割近くを占めるリグニンの粉末をコンクリートに混ぜて、大気中に出さないようにするようだ。まず2022年度に河川や道路の工事に用いて、将来的にほかの建築現場での導入も検討するとしている。

★9:07  新光電工-三菱UFJMSが目標株価を引き上げ 顧客ロードマップの遅延は中長期成長シナリオに影響しない
 新光電気工業<6967.T>が大幅続伸。三菱UFJモルガンスタンレー証券では、顧客ロードマップの遅延は中長期成長シナリオに影響しないと指摘。レーティングは「Overweight」を継続、目標株価は6500円→7000円に引き上げた。

 エクイティストーリーは、次世代FC-PKG基板の拡大に伴う業績成長と指摘。中期的な業績拡大局面に入ったと考えている。営業利益予想は23/3期を旧予想比100億円増の870億円、24/3期を同120億円増の940億円へ変更。25/3期を1060億円とした。会社計画はサーバMPU向けFC-PKG基板の新製品投入遅延リスクを充分織り込んでいると推定。中長期的な成長シナリオを変更しないという。

★9:08  小林製薬-続落 仙台工場に250億円投資 中国で人気の商品増産=日経
 小林製薬<4967.T>が続落。18日付の日本経済新聞朝刊は、同社が仙台工場の生産能力を倍増すると報じた。

 記事によれば、約250億円を投じて2024年12月期までに新しい生産棟を建設するもよう。中国で需要が伸びている消炎鎮痛剤「アンメルツ」や洗眼薬「アイボン」などを増産し、21.12期に100億円だった中国事業の売上高を30.12期に300億円に引き上げるとしている。なお、株価に対するポジティブな反応は限定的だ。

★9:08  SOMPOHD-もみ合い 損保ジャパンがEC向け延長保証支援 新興と連携=日経
 SOMPOホールディングス<8630.T>がもみ合い。18日付の日本経済新聞朝刊は、同社傘下の損害保険ジャパンが2022年内にも、電子商取引(EC)サイト向けの延長保証事業への支援を始めると報じた。

 記事によれば、家電やアウトドア用品をサイトで販売するのに併せ、延長保証プランのパッケージ商品も売るもよう。新型コロナウイルス禍以降、ECサイトの利用が増えるなか、延長保証事業により需要を取り込む狙いだとしている。

★9:09  IHI-急騰 大気汚染物質を抑制したアンモニア専焼に成功
 IHI<7013.T>が急騰。同社は17日、相生工場(兵庫県相生市)内の小型燃焼試験設備にて、大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)を抑制した状態でのアンモニア専焼に成功したと発表した。

 これにより、火力発電用ボイラにおけるアンモニア専焼技術の実用化が大きく前進するとしている。

★9:09  クレハ-3日続伸 米シェブロンらと潮力発電システムを開発=日経
 クレハ<4023.T>が3日続伸。18日付の日本経済新聞朝刊は、同社が石油メジャーの米シェブロンや仏トタルエナジーズと潮力発電システムを開発すると報じた。

 記事によれば、変形すると発電する特殊な樹脂を使用して発電し、洋上の石油生産設備に供給するもよう。2020年代後半の商用化をめざすとしている。


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