後場コメント No.2 京セラ、ノリタケ、HCH、ブリヂストン、OLC、SCSK

2024/02/27(火) 15:00
★12:49  京セラ-大和が目標株価を引き上げ 来期以降SPE向け牽引も緩やか、資本政策に注目
 京セラ<6971.T>が小幅安。大和証券では、来期以降SPE向け牽引も緩やか、資本政策に注目。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は1975円→2420円に引き上げた。

 決算を受け大和予想を修正。24/3期は売上高1兆9960億円(YoY-1%)、営業利益950億円(同-26%)と会社計画に近い水準を想定。25/3期は売上高2兆690億円(YoY+4%、従来2兆930億円)、営業利益1080億円(同+14%、従来1310億円)と予想している。新年度以降は半導体製造装置向けファインセラミックが牽引することを見込んだ。その他の事業も底打ちはするものの緩やかな回復に留まると想定。従来予想比ではファインセラミックを増額したが、セラミックパッケージや有機パッケージが情報通信インフラ向けに想定以上に落ち込み、回復力も弱そうなため減額したという。秋以降に予定されている資本政策の公表で何が示されるかに注目している。

★12:50  ノリタケ-東海東京が目標株価を引き上げ 収益改善に取り組み、利益率改善へ
 ノリタケカンパニーリミテド<5331.T>が大幅反発。東海東京調査センターでは、収益改善に取り組み、利益率改善を予想。投資判断は「Outperform」を継続、目標株価は8200円→9350円に引き上げた。

 東海東京では、24/3期通期業績を売上高1394億円(前年比0.1%減)、営業利益108億円(同20.4%増)と予想。前回予想は売上高1396億円、営業利益108億円。3Q実績を踏まえ、セグメント毎の業績予想は見直したが、連結の営業利益は前回予想を据え置いた。25/3期通期業績を売上高1387億円(前年比0.5%減)、営業利益123億円(同13.9増)と予想している。売上高はセラミック・マテリアル事業において、セラミック原料の売上減から減収を見込む。一方、営業利益は全セグメントで増益の予想にしたという。

★12:57  HCH-後場プラス転換 F&LC傘下2社でAIソリューション「メバル TM」の試験運用実施
 ヒューマンクリエイションホールディングス<7361.T>が後場プラス転換。同社は27日11時30分、子会社のTARAが、FOOD & LIFE COMPANIES<3563.T>(以下、F&LC)傘下の京樽およびFOOD & LIFE INNOVATIONS(以下、F&LI)に対し、AIソリューションパッケージ「メバル TM」の試験運用を実施すると発表した。

 「メバル TM」を活用し、「スシロー」などの有力ブランドをもつF&LCの傘下2社に対してAIカメラ設置によるマーケティング効果測定のプロジェクトを提供する。まずは各1店舗を選定し、京樽では動画広告の配信、F&LIでは店舗ファサードの改修によるマーケティング効果をリアルタイムに収集、定量的に分析・フィードバックすることで、今後の店舗運営の最適化に向けた戦略的な意思決定を支援するとしている。

★13:08  ブリヂストン-底堅い 中国でのトラック・バス用タイヤビジネスから撤退
 ブリヂストン<5108.T>が底堅い。同社は27日、中国の子会社であるBSCNが、トラック・バス用タイヤについて、生産および販売を終了し中国市場から撤退すると発表した。
 
 今後は成長が見込まれる乗用車用プレミアムタイヤ市場に戦略的にリソースを集中するとしている。

★13:14  OLC-底堅い 東京ディズニーシー新エリアの詳細を公開
 オリエンタルランド<4661.T>が底堅い。同社は27日、6月6日にグランドオープンする東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」の施設内容や、販売するグッズ、メニューなどの詳細を発表した。
 
 同日13時04分配信の日本経済新聞電子版報道によれば、同日にアトラクションの模型や提供する食事を報道陣などに公開したという。同社の高野由美子会長兼最高経営責任者(CEO)は「アトラクションはもちろん、今までにない滞在体験を提供するホテルにも期待してほしい」と話したとしている。

★13:35  SCSK-3日続伸 中堅企業のデータドリブン経営を支援する 「ダッシュボードソリューション」を提供開始
 SCSK<9719.T>が3日続伸。同社は27日、自社開発のERP「ProActive」と、アマゾンウェブサービス(以下AWS)のBIツール「Amazon QuickSight」を連携したデータ活用のための「ダッシュボードソリューション」を2024年3月1日より提供開始すると発表した。
 
 ProActiveで収集・蓄積されたデータと、Amazon QuickSightにあらかじめ用意したダッシュボードテンプレートを連携することにより、複雑なデータが可視化され、経営判断における重要な指標としてデータを活用できるという。
 
 2025年3月までに30社への提供をめざすとし、今後は管理会計データに加え、勤怠や販売管理に関するデータとの連携を順次進めるほか、ダッシュボードについてもカスタマイズ可能なオプションを提供するとしている。


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