川崎汽船-大幅高 マレーシアにおけるCCS事業化に向けCO2貯留地契約を締結
川崎汽船<9107.T>が大幅高。同社は2月29日、同社と石油資源開発<1662.T>、日揮ホールディングス<1963.T>が、マレーシア国営エネルギー会社Petroliam Nasional Berhadの子会社であるPETRONAS CCS Ventures(以下PCCSV)とともに、マレーシア・サラワク州営エネルギー会社で、同州のCO2貯留権管理者であるPetroleum Sarawak Berhad(以下ペトロス)と、同州沖合の枯渇ガス田であるM3ガス田を貯留地としたCCS(CO2の回収・貯留)事業について検討を行うことを合意し、2024年2月26日にCO2貯留地契約を締結したと発表した。
回収したCO2を枯渇が確認されたガス田に安全に貯蔵することで、主要産業の脱炭素化と、より持続可能な世界の実現に重要な役割を果たすことが期待されるという。同社らは、それぞれが培ってきた経験と知見を合わせることで、CCS事業の新たな基準を確立し、アジア太平洋地域における同様の取り組みの先駆となることをめざすとしている。
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