海外マーケットトピック-利下げ開始に必要な確信「そう遠くない」、FRB議長証言=ロイター
<市場動向>
・米国株式市場-S&P500は史上最高値、半導体株がけん引
・米債券市場-10年物国債利回り、4.08%に低下
・NY原油先物-4月限の終値は前営業日比0.20ドル安の1バレル=78.93ドル
・NY金先物-4月限の終値は前営業日比7.0ドル高の1トロイオンス=2165.2ドル
・CME225先物-大阪取引所比で上昇、39530円で引け
・VIX指数-14.44に低下 利下げ期待でS&P500は史上最高値を更新
<海外経済指標>
・1月米消費者信用残高 195.0億ドル、予想 92.5億ドル
・1月米貿易収支 -674億ドル、予想 -635億ドル
・前週分の新規失業保険申請件数 21.7万件、予想 21.5万件
・前週分の失業保険継続受給者数 190.6万人、予想 188.9万人
<海外の要人発言>※時間は日本時間
・7日22:18 欧州中央銀行(ECB)声明
「前回理事会以降、インフレはさらに低下した」
「ECBスタッフの最新の予測では、2024年のインフレ率は下方修正されており、これは主にエネルギー価格の寄与度低下を反映」
「インフレ率は2024年に平均2.3%、2025年に2.0%、2026年に1.9%と予測。エネルギーと食品を除くインフレ予測も下方修正され、2024年は平均2.6%、2025年は2.1%、2026年は2.0%となる」
「基調インフレを示すほとんどの指標はさらに緩和しているが、賃金の大幅な伸びもあり、国内の物価圧力は依然として高い」
「経済活動は短期的には引き続き低迷すると予想」
「理事会は金利が十分に長期間維持されれば目標に大きく貢献」
「必要な限り政策金利が十分に制限的な水準に設定される必要」
「理事会は引き続きデータに基づいたアプローチに従って、制限の適切な水準と期間を決定する」
「金利決定は今後発表される経済・金融データ、基調的なインフレの動向、金融政策の波及力の強さを踏まえたインフレ見通しの評価に基づいて決定される」
・7日22:54 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「景気は依然として弱い」
「消費者は支出を控えている」
「実質所得は回復し、成長を支えている」
「調査では年内に景気が徐々に回復していくと示されている」
「政府はエネルギー支援の縮小を継続すべき」
「賃金の伸びが緩和し始めた兆しある」
「成長に対するリスクは依然として下振れ方向」
「インフレは低下傾向が続いているようだ」
「ユーロ圏のディスインフレプロセスは進展している」
「インフレに関する確信は十分ではない」
「4月にはもう少し、6月にはさらに状況が分かるだろう」
「6月にはさらにデータが得られると幅広い合意」
「賃金と企業利益の動向を特に警戒している」
「ECBの景気抑制的な政策の時期は当面続くだろう」
「将来の金利動向のペースにコミットしない」
「今回の会合で利下げは議論しなかった」
・7日23:12 ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事
「まだ利下げの時期ではない」
・8日00:20 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「利下げが遅くなり過ぎるリスクについて十分に認識」
「経済が予想通りに推移すれば、今年中に政策の制限的な姿勢を慎重に解除し始めると考えられる」
「利下げに自信を持てる地点からさほど離れていない」
「インフレが持続的に2%になるまでには時間がかかるだろう」
「FRBのバランスシートにMBSを持たない方が好ましい」
・8日01:34 メスター米クリーブランド連銀総裁
「経済が予想通りに進展すれば今年後半の利下げの可能性は高い」
「FRBは段階的に金利を引き下げることができると予想している」
「時期尚早な利下げは最大の過ち」
「長期のFF金利見通し引き上げを検討している」
<一般ニュース>
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