トーホー-売り気配 今期営業益7%減見込む 前期は2.1倍
トーホー<8142.T>が売り気配。同社は11日、25.1期通期の連結営業利益予想を73.0億円(前期比6.6%減)に、年間配当予想を110円(前期は90円)にすると発表した。人件費、運賃などの諸経費上昇により減益を見込む。
24.1期通期の連結営業利益は78.2億円(前の期比2.1倍)だった。個人消費回復、インバウンド需要増により、外食産業への販売が伸長した。新規獲得も寄与し、売上高、各利益ともに過去最高となった。期末配当については、従来予想の35円に対し55円に決定した。
併せて、25.1期~27.1期までの3カ年を対象とする中期経営計画を策定したことも発表した。財務目標として、売上高は2650億円、純利益は45億円と過去最高水準の達成をめざす。資本コストや株価を意識した経営にも着実に取り組み、当面の目標として27.1期において、ROE10.0%以上、PBR1.0倍以上の水準の確保をするとしている。
なお、株価は今期の営業減益見通しを受けて売りが優勢となっている。
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