前場コメント No.4 カオナビ、TAKARA&C、豊田織機、ERIHD、KLab、いすゞ

2024/04/01(月) 11:32
★9:33  カオナビ-新安値 子会社において個人情報漏えいが判明
 カオナビ<4435.T>が新安値。同社は3月29日、子会社のワークスタイルテックにおける個人情報漏えいが判明したと発表した。

 顧客個人情報が限定された特定の条件下において外部から閲覧可能な状態にあり、そのうちの一部が漏えいした。同社はこの件について謝罪。業績への影響は精査中だが、現時点では業績予想の変更はないとしている。

★9:40  TAKARA & C-急落 3Q累計営業益11%増も成長鈍化を懸念
 TAKARA & COMPANY<7921.T>が急落。同社は29日、24.5期3Q累計(6-2月)の連結営業利益は28.1億円(前年同期比10.9%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は72.1%。

 ディスクロージャー関連事業において、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の導入顧客数が増加したほか、金融商品取引法関連文書の翻訳の売上が増加するなど、金融商品取引法関連製品が堅調だったことが寄与した。

 なお、営業利益をみると、1Qは18.3億円、上期は25.0億円(四半期では6.7億円の積み増し)に対し、今3Qの上期からの積み増し分は3.1億円にとどまった。成長鈍化への懸念から、株価は大きく売られている。

★9:40  豊田自動織機-大幅安 通期売上高を上方修正も需給悪化を懸念
 豊田自動織機<6201.T>が大幅安。同社は3月29日、24.3期の連結売上高予想を従来の3兆6000億円から3兆8000億円(前期比12.4%増)に上方修正すると発表した。
 
 想定を上回る円安に加え、産業車両セグメント、自動車セグメントにおいて、高水準の生産、販売が継続していることを踏まえた。

 なお、同日にはデンソー<6902.T>が政策保有株式の縮減方針にのっとり、保有する同社株式について、同日付で保有する株式の一部を売却するとともに、残る株式の全てについて株式先渡契約を締結したと発表しており、需給の悪化を懸念した売りが優勢となっている。

★10:00  ERIHD-大幅高 3Q累計は2%営業減益も四半期比では大幅増益
 ERIホールディングス<6083.T>が大幅高。同社は3月29日、24.5期3Q累計(6-2月)の連結営業利益は15.0億円(前年同期比2.4%減)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は62.7%。
 
 人件費の増加や、ソリューション事業における子会社化の費用計上が響いた。
 
 営業利益は前年同期比で小幅減益となったものの、1Qは3.9億円、上期は8.4億円(四半期では4.4億円の積み増し)に対し、今3Qの上期からの積み増し分は6.7億円と大幅に増加した。このことが好感されて、買いが殺到している。

★10:02  KLab-急落 開発中の新規タイトル 協業先がリリース予定時期の表記変更
 KLab<3656.T>が急落。同社は3月29日、モバイルオンラインゲーム事業で開発中の新規タイトルに関して、協業先が日本向けのプラットフォームにおけるリリース予定時期の表記を従来の3月中から9月に変更したと発表した。

 これに伴い、将来の課税所得の見積もりにおける主要な仮定に重要な影響を及ぼすため、将来の課税所得の見積もりの見直しが必要となる。その結果、翌連結会計年度において、税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額4億5385万3000円の増加により繰延税金資産を同額取り崩す予定としている。

★10:02  いすゞ-反発 エンジンに1.5兆円 既存事業向け 次世代技術開発へ備え=日経
 いすゞ自動車<7202.T>が反発。3月30日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2030年度までに既存のエンジントラックの設備投資や研究開発などに約1.5兆円を振り向けると報じた。

 記事によれば、電動化や自動運転といった次世代技術の開発資金を捻出するため、エンジントラックの増産や品ぞろえ拡充を進めるという。競合他社の経営統合や中国勢の急伸で競争が激化するとみて備えを固めるとしている。


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