マルゼン－売り気配 今期営業益1％増見込むも物足りず売り 前期は36％増
マルゼン<5982.T>が売り気配。同社は10日、25.2期通期の連結営業利益予想を49.0億円（前期比0.9％増）に、年間配当予想を90円（前期は90円）にすると発表した。
主力の業務用厨房部門については引き続き改善基調が期待される。一方、人手不足のいっそうの深刻化による人件費の高騰や原材料、光熱費の高止まりにより厳しい状況も予想されるとしている。
24.2期通期の連結営業利益は48.6億円（前の期比35.7％増）だった。会社計画は38.5億円。業務用厨房部門において、人流や消費活動の回復を受けた外食チェーンやホテル・旅館向け販売、一般飲食店向けなどへのルート販売が好調に推移した。期末配当は従来予想の35円に対し55円（23.2期末は45円）に決定した。
なお、株価は決算期待などから前日に大幅高となっていた。今期の増益率が小幅にとどまる見通しとなったことを受け、売りが優勢となっている。
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