ファストリ-3日続落 通期最終益を上方修正も材料出尽くし
ファーストリテイリング<9983.T>が3日続落。同社は11日に、24.8期通期の連結純利益利益予想(IFRS)を従来の3100億円から3200億円(前期比8.0%増)に引き上げると発表した。上期の業績の進ちょくを反映した。市場コンセンサスは3165億円。
24.8期上期(9-2月)の連結純利益は1959億円(前年同期比27.7%増)だった。国内ユニクロ事業が、発注精度の改善に伴い、追加生産の総量が減り、スポット為替レートの影響が低減したことにより、原価率が改善し、増益となった。海外ユニクロ事業が、北米、欧州のユニクロ事業において、LifeWearが浸透し顧客層が拡大していることに加え、出店の加速により、事業成長の好循環に入っていることなどから、大幅な増益となったことも寄与した。
併せて、24.8期の中間配当を165円→175円に決定するとともに、期末配当予想を165円→175円に修正することも発表した。年間配当は330円→350円となる。
しかし、株価は材料出尽くしで売りが優勢となっている。
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