前場コメント No.6 カンセキ、カバー、ウイングアーク、津田駒、村田製、松屋

2024/04/12(金) 11:31
★9:19  カンセキ-急落 今期営業黒字転換見込むも成長鈍化を懸念
 カンセキ<9903.T>が急落。同社は11日、25.2期通期の営業損益予想を4.5億円の黒字(前期は14.7億円の赤字)に、年間配当予想を20円(前期は無配)にすると発表した。

 各種取り組みより、地域顧客の「生活の快適創造」に繋げる体制づくりを推進するとしている。

 24.2期通期の営業損益は14.7億円の赤字だった。「収益認識に関する会計基準」などを前期の期首から適用しているため、前の期との比較は出来ない。

 WILD-1事業において、キャンプ用品の売上が大幅に落ち込んだことや在庫調整の観点からキャンプ用品について処分価格への値下げを行ったほか、PB商品のうち、長期の滞留が見込まれるキャンプ用品の未消化在庫商品などの商品評価損を計上したことも響いた。
 
 なお株価は黒字転換を見込むものの、黒字幅が小さい(赤字転落前の23.2期は13.3億円)ことが嫌気され、売りが優勢となっている。

★9:21  ブシロード-急騰 TCG「hololive OFFICIAL CARD GAME」の販売に協力
 ブシロード<7803.T>が急騰。同社は11日、2024年9月発売予定のカバー<5253.T>より展開されるトレーディングカードゲーム「hololive OFFICIAL CARD GAME」の販売・運営に協力すると発表した。

 同社は商品の販売/運営協力のパートナーとして、全国のTCG専門店、量販店での販売や、公式・公認の大会・イベント運営に協力するとしている。

★9:34  ウイングアーク-反発 今期営業益10%増見込む 前期は23%増
 ウイングアーク1st<4432.T>が反発。同社は11日、25.2期通期の連結営業利益予想(IFRS)を80.0億円(前期比9.5%増)に、年間配当予想を84.0円(前期は78.7円)にすると発表した。

 前期に引き続きクラウド市場の高成長が見込まれるため、クラウドビジネスに注力しつつ、利益の拡大に努めるとしている。

 24.2期通期の連結営業利益は73.1億円(前の期比22.9%増)だった。主力の帳票・文書管理ソリューション「SVF」や、データエンパワーメントソリューション「MotionBoard」などの売り上げ増加が寄与した。

★9:35  津田駒工業-大幅安 1Q営業赤字縮小も赤字継続を嫌気
 津田駒工業<6217.T>が大幅安。同社は11日、24.11期1Q(12月-2月)の連結営業損益は4.7億円の赤字(前年同期は9.1億円の赤字)だったと発表した。

 繊維機械事業において、物流および部材調達費の高騰のほか、価格転嫁が十分でなかった昨年度前半の受注案件が集中したことが響いた。

★9:36  村田製作所-急騰 アップルがMacシリーズ刷新 新型「M4」チップ搭載へと伝わる
 村田製作所<6981.T>が急騰。ブルームバーグ通信が12日、米アップルが低迷するコンピューター販売のてこ入れを目指し、「Mac」シリーズの刷新を準備していると報じたことが手がかり。

 記事によれば、人工知能(AI)に焦点を当てて設計された新たな独自プロセッサー「M4」を搭載する予定だとしている。11日の米国市場でアップルの株価は前日比4.3%高となった。

 報道を受けて、アップルのサプライヤーである同社や太陽誘電<6976.T>に買いが入っている。また、両社ともに外資系証券による投資判断の引き上げ観測も伝わっており、こちらも買い材料視されているようだ。

★9:38  松屋-急落 今期営業益16%減見込む 前期は8.6倍
 松屋<8237.T>が急落。同社は11日、25.2期通期の連結営業利益予想を25.0億円(前期比15.9%減)に、年間配当予想を10.0円(前期は10.0円)にすると発表した。百貨店事業の収益力強化と事業ポートフォリオの見直しなどに取り組むとしている。

 24.2期通期の連結営業利益は29.7億円(前の期比8.6倍)だった。富裕層の堅調な消費動向やインバウンド需要の回復などにより、百貨店事業が好調に推移した。


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