前場コメント No.8 クオンタムS、タケダ機、LINEヤフー、モルフォ、シャープ、買取王国

2024/04/16(火) 11:32
★10:12  クオンタムソリューションズ-急落 今期営業黒字転換見込む 前期は計画下回る
 クオンタムソリューションズ<2338.T>が急落。同社は15日、25.2期通期の連結営業損益予想を1200万円の黒字にすると発表した。早期の黒字転換のために、前期からスタートしているAIなどの関連事業推進に注力するとしている。 
 
 24.2期通期の連結営業損益は9.4億円の赤字(前の期は3.9億円の赤字)だった。会社計画7.4億円の赤字を下回った。GPUサーバーなどの販売に関する取引の一部について、売り上げ計上が今期にずれた。子会社における売り上げ代金回収がされていない取引に関して売り上げを取り消したことや、連結焼成などによる追加費用が発生したことも響いた。

 なお、株価は前期の計画下振れを受けて売りが優勢となっている。

★10:13  タケダ機械-急騰 3Q累計営業益3倍 進ちょく率は99%
 タケダ機械<6150.T>が急騰。同社は15日、24.5期3Q累計(6-2月)の連結営業利益は5.2億円(前年同期比3.1倍)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は98.9%。
  
 形鋼加工機、丸鋸切断機をはじめ、全品目で売上高が前年同期で増収で着地した。

★10:15  LINEヤフー-反発 Google広告を行政処分へ 公取委、ヤフーの配信制限疑い=日経
 LINEヤフー<4689.T>が反発。16日付の日本経済新聞朝刊は、公正取引委員会が米グーグルに対し、独占禁止法上の「確約手続き」に基づき再発防止を求める行政処分を出す方針を固めたと報じた。

 記事によれば、デジタル広告配信を巡って同社の取引を一部制限した疑いがあり、グーグルはすでに自主的に改善する計画を提出したようだ。公取委は近く計画を認定する見通しで、公正な競争環境の迅速な回復を図るとしている。

★10:20  モルフォ-急騰 「Duranta アナログメーター遠隔監視&自動分析サービス」を提供開始
 モルフォ<3653.T>が急騰。同社は15日、グループでAIの事業化を担う、モルフォAIソリューションズが、デジタル庁の委託事業で活用された「Duranta アナログメーター遠隔監視&自動分析サービス」を同日より提供開始すると発表した。
 
 同サービスでは、カメラで撮影したアナログメーターの映像に対して、AIによる画像処理・画像解析を行い、メーターの数値を自動で読み取るという。これまで現地で行っていたアナログメーターの点検業務をデジタル化し、遠隔監視および自動分析を実現するとしている。

★10:36  シャープ-3日ぶり反落 大型液晶パネル一部で生産停止方針 赤字拡大歯止めへ=NHK
 シャープ<6753.T>が3日ぶり反落。NHKは16日、同社が堺市の工場で手がけている大型液晶パネルの一部製品の生産を停止する方針を固め、取引先に伝えていたことが関係者への取材でわかったと報じた。

 報道によれば、生産停止の具体的な時期については、取引先と協議した上で決めるとしている。同内容については、3月に日本経済新聞でも報じられていた。

 なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。

★10:39  買取王国-大幅安 今期営業益3%増見込むも成長の鈍化を懸念
 買取王国<3181.T>が大幅安。同社は15日、25.2期通期の連結営業利益予想を5.1億円(前期比3.0%増)にすると発表した。
 
 各種施策の実施のほか、寄付事業、新宅配買取事業などの新業態も推進するとしている。

 24.2期通期の連結営業利益は5.0億円(前年同期比27.9%増)だった。各種施策を実施した結果、売上高のみならず、各利益ベースも過去最高を達成したとしている。

 なお、株価は前期までの営業利益の伸びと比較し、保守的な業績見通しを発表したことが嫌気され、売りが優勢となっている。


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