アジア株市況－上海総合指数は大幅反発　中国当局の政策支援を好感

　アジア株は概ね堅調。上海総合指数は大幅に反発した。小動きで始まったものの、ほどなくして上向きに転じ、上げ幅を拡大した。前日に3週ぶりの安値で終えた後とあって、買い戻しが優勢。後場に入ると一段高となり、この日の高値で取引を終えた。中国当局の政策支援が好感された。耐久消費財の買い替え促進策や、資本市場の改革を促す新「国9条」に続き、国家金融監督管理総局など政府3部門は16日、「製造業向け金融サービスの深化と新型工業化推進の促進に関する通知」を公表。基礎的な部品、素材、ソフトウエア、工業ソフトウエアなど脆弱な分野に対する金融支援の強化などを求めた。 　香港ハンセン指数はプラス圏とマイナス圏を行き来したが、終盤の動きが良く、5日ぶりに反発した。台湾やフィリピンが強く、シンガポールやマレーシアが堅調に推移している。一方、タイやベトナムはやや大きめの下落となっている。インドは休場。 ハンセン 　16251.84 +2.87(+0.01%) レッドチップ 　3431.77 +21.25(+0.62%) 上海総合 　3071.38 +64.31(+2.13%) 台湾加権 　20213.33 +311.37(+1.56%) 韓国総合 　2584.18 -25.45(-0.97%) ムンバイSENSEX 　休場 タイ SET(取引中) 　1368.43 -27.95(-2%) ジャカルタ総合(取引中) 　7156.67 -8.14(-0.11%) マレーシアFBM　KLCI(取引中) 　1540.07 +5.07(+0.33%) フィリピン総合 　6450.04 +45.07(+0.7%) シンガポールST(取引中)* 　3158.92 +14.16(+0.45%) ベトナムVN 　1193.01 -22.67(-1.86%) 17時37分現在 *は15分遅れ