〔Market Flash〕ASMLの事業環境に変化はないとみるが受注は大幅減~野村

2024/04/18(木) 10:20
【10:20】ASMLの事業環境に変化はないとみるが受注は大幅減~野村  野村証券では、17日に露光装置メーカーのASML(オランダ)が24年1-3月期決算を発表し、説明会を開催したことを受けてリポートしている。注目された受注高は前年同期比4%減、前四半期比61%減。内訳ではEUVの受注も同59%減、同88%減と大幅に減少した。野村では、受注減は四半期のブレの範ちゅうで、SPE(半導体製造装置)市場底打ち後の緩やかな回復局面という状況が変化したわけではないと考えている。ただし、同社の受注が23年10-12月期に急回復したことがSPE市場の回復を示唆し、24年初からのSPE銘柄の高パフォーマンスを支えていたことから、先端半導体を手掛ける前工程装置メーカーの株価には短期的にネガティブと捉えている。 【10:00】ハンセン指数は底入れも一段高は期待薄~大和  大和証券では、4月に入って底入れの動きを見せている香港株に関して、直近1カ月の相場上昇はエネルギーと素材セクターの反発によるところが大きいと指摘。内需の代表的な企業の株価が大きく下落するなど、中国経済回復への期待はまだ強まっていないと考えている。中国の主要な経済指標の3月の結果は強弱まちまちで、大和ではマーケットが景気回復への確信を強めるまで、ハンセン指数は当面の間、16000~17000ptのボックス圏で推移する展開を想定している。 【8:45】寄り前気配は明電舎、大塚商、リンテック、紀陽銀が高い気配値  主力株の寄り前気配では、明電舎<6508>+5.63%、大塚商<4768>+4.36%、リンテック<7966>+4.26%、紀陽銀<8370>+4.13%、第一三共<4568>+2.61%、コニカミノル<4902>+2.48%、Jフロント<3086>+2.46%などが高い気配値。  一方、東海理化<6995>-12.19%、アドバンテ<6857>-6.58%、荏原<6361>-5.00%、三井E&S<7003>-4.85%、北海電<9509>-4.14%、シマノ<7309>-3.82%、ディスコ<6146>-3.64%などが安い気配値となっている。
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