前場コメント No.3 エックスネット、ホーブ、中国電、日カン、東武、トランスコスモ

2024/05/01(水) 11:30
★9:03  エックスネット-売り気配 今期営業益18%減見込む 前期は12%増
 エックスネット<4762.T>が売り気配。同社は4月30日、25.3期通期の営業利益予想を8.8億円(前期比17.5%減)に、年間配当予想を45円(前期は30円)にすると発表した。

 XNETシステムに関する導入や保守、会計制度変更対応などの業務を請け負うAMOサービスにおいて、前期に数多く受注した基盤更改案件が一巡する。また、NTTデータグループ<9613.T>から離脱することに伴う各種社内システムコストの発生なども見込む。

 24.3期通期の営業利益は10.7億円(前の期比12.2%増)だった。

★9:03  エックスネット-売り気配 NTTデータとの資本提携解消 自社株買い実施
 エックスネット<4762.T>が売り気配。同社は4月30日、NTTデータグループ<9613.T>傘下のNTTデータと締結した資本提携を解消すること、および新たな業務提携契約を締結することを発表した。

 新たな業務提携では、資金証券の分野における顧客向けサービスの共同提供の継続、新たな資産運用管理ソリューションの共同企画・開発などを進める。
 
 併せて、立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得も発表した。410万9500株・総額59億9987万円が取得上限となる。取得日は5月1日。自己株式を除く発行済み株式総数に対する割合は49.7%。NTTデータは同社株式を421万3400株(自己株式を除く発行済み株式総数に対する割合は51.3%)を所有しており、資本関係の解消に伴い同社が自己株式の取得を行うとしている。

★9:03  ホーブ-買い気配 ASEAN市場開拓 25年にも品種登録=日経
 ホーブ<1382.T>が買い気配。日本経済新聞電子版は4月30日、同社が東南アジア市場を開拓すると報じた。

 記事によれば、2025年にもマレーシアなどでイチゴ栽培に必要な品種登録を申請し、種苗を輸出できる体制を整えるもよう。日本は農家の高齢化により、イチゴの栽培継続が危ぶまれるケースが出てきている。域内人口が6億人を超す東南アジア諸国連合(ASEAN)市場を開拓し、成長の柱に育てるとしている。

★9:04  中国電力-売り気配 今期最終益63%減見込む 配当予想は10円
 中国電力<9504.T>が売り気配。同社は4月30日、25.3期通期の連結純利益予想を500億円(前期比62.5%減)に、年間配当予想を10円(前期は35円)にすると発表した。市場コンセンサスは646億円。

 原子力稼働による収支改善はあるものの、燃料費調整制度の期ずれ差益が縮小することや、送配電事業の利益が減少することなどから減益を見込む。
 
 24.3期通期の連結純損益は1335億円の黒字(前の期は1554億円の赤字)だった。燃料価格の低下に伴う燃料費調整制度の期ずれ影響の改善などが寄与した。会社計画は1220億円の黒字。期末配当については、従来予想の25円に対し30円に決定した。

★9:04  中国電力-売り気配 島根原発2号機の設備点検が長期化 運転再開を延期
 中国電力<9504.T>が売り気配。同社は4月30日、現在進めている島根原子力発電所2号機の安全対策工事について、再稼働に向けた設備点検の輻輳(ふくそう)により長期化する見通しとなったと発表した。
 
 完了時期を2024年5月から同年10月に見直すとともに、使用前事業者検査の工程も変更し、原子力規制委員会へ提出した。再稼働は同年8月から12月へ、営業運転再開は25年1月へ変更するとしている。

★9:04  日本製缶-売り気配 今期営業赤字転落見込む 40円減配へ
 日本製缶<5905.T>が売り気配。同社は4月30日、25.3期通期の連結営業損益予想を5200万円の赤字に、年間配当予想を30円(前期は70円)にすると発表した。

 美術缶のライフサイクルにあわせた大型設備の設置(7億円程度)を予定している。設備設置期間中は操業を止めることになり、収益に影響が出るほか、新規設備の減価償却負担も見込む。

 24.3期通期の連結営業利益は2億5600万円(前の期比20.6%増)だった。主力の18リットルは出荷数に若干の落ち込みがみられたが、価格転嫁が進んだことで増収となったことなどが寄与した。

★9:04  東武鉄道-大幅続落 今期営業益16%減見込む 前期は30%増
 東武鉄道<9001.T>が大幅続落。同社は4月30日に、25.3期通期の連結営業利益予想は620億円(前期比16.1%減)と発表した。市場コンセンサスは739億円。

 鉄道業において引き続き利用者の回復を見込むことに加えて、ホテル業におけるリニューアルした都内ホテルの通年寄与などによる増収などを織り込むものの、旅行業における受託収入や不動産分譲業における販売戸数(持分換算後)の縮小などにより減収を見込んでいる。また、費用面で賃金改善による人件費や物価上昇などによる委託費などの費用増を織り込んだ。その結果、今期は減益を見込んでいる。

 24.3期通期の連結営業利益は739億円(前の期比30.3%増)だった。運輸事業が、鉄道業において、通勤・通学利用や行楽利用の回復により定期・定期外ともに輸送人員が増加したことなどにより、大幅な増益となった。不動産事業や流通事業、その他事業が増益となったことも寄与した。

 24.3期の期末配当を従来の20円→30円(前期は15円)に決定することも発表した。年間配当は45円→55円(前期は30円)となる。また、25.3期の年間配当予想は50円(中間25円、期末25円)とした。

 併せて、「東武グループ中期経営計画2024~2027」を策定したことも発表した。2030年代に始まる東京圏での人口減少社会を見据え、営業利益段階における非鉄道事業の拡大および割合増加を実現すべく、中長期的な収益・利益拡大に資する事業育成を推進するとしている。2027年度の意識する経営指標の想定値において、営業利益は740億円とした。

★9:05  トランスコスモス-売り気配 493万0930株の自己株消却へ 割合10.11%
 トランスコスモス<9715.T>が売り気配。同社は4月30日、493万0930株の自己株式を消却すると発表した。消却予定日は5月24日。消却前の発行済み株式総数に対する割合は10.11%となる。

 なお、株価は同時に発表した決算を受けて売りが優勢となっている。

★9:05  トランスコスモス-売り気配 前期営業益51%減 先行投資など響く
 トランスコスモス<9715.T>が売り気配。同社は4月30日、24.3期通期の連結営業利益は115億円(前の期比50.7%減)だったと発表した。

 コロナ関連業務の反動減や中国EC事業の需要減少により減収となった。サービス進化、デジタル技術活用、グローバル拡大など中期成長に向けた先行的な投資を実施したことも響いた。未定だった期末配当予想は81円(23.3期は117円)とした。年間配当予想も同額となる。

 25.3期の連結業績予想については、合理的な業績予想の算定が困難であるため非開示としている。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,787.38 -132.88
TOPIX 2,745.62 +8.08
グロース250 632.98 -2.11
NYダウ 40,003.59 +134.21
ナスダック総合 16,685.97 -12.35
ドル/円 155.87 +0.47
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ