前場コメント No.6 資生堂、朝日放送、TOWA、キユーピー、KeePer技、ニッカトー

2024/05/02(木) 11:30
★9:23  資生堂-大幅安 エスティローダーが売上高見通し下方修正で急落 コーセーも安い
 資生堂<4911.T>が大幅安。米化粧品大手であるエスティ・ローダーの株価急落が嫌気されている。

 エスティ・ローダーは1日に第3四半期決算を発表。中国市場の軟化などを理由に、今期の売上高予想を下方修正。これが嫌気されて、同日の米国市場においてエスティローダーの株価は13%安となった。
 
 同業の今期見通しを受けて、国内の化粧品株も売られる展開となっている。コーセー<4922.T>も安い。

★9:23  朝日放送GHD-4日ぶり反落 前期営業益を下方修正 新規事業展開の遅れなどが響く
 朝日放送グループホールディングス<9405.T>が4日ぶり反落。同社は1日、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の13.0億円から8.5億円(前の期比67.2%増)に下方修正すると発表した。
 
 新規事業の展開の遅れや、コンテンツ事業における事業進ちょくの遅れを踏まえた。

★9:29  TOWA-東海東京が新規に「Outperform」 差別化された独自技術で生成AI需要を獲得
 TOWA<6315.T>が大幅続伸。東海東京インテリジェンス・ラボでは、差別化された独自技術で生成AI需要を獲得とコメント。投資判断は新規に「Outperform」でカバレッジを開始し、目標株価は12000円に設定した。

 半導体チップを樹脂等で保護する工程を担うモールディング装置・精密金型のリーディングカンパニー。東海東京では、(1)独自のモールディング技術の明確な優位性、(2)生成AI関連需要{HBM(広帯域幅メモリ)、チップレット}の取り込みによる成長ポテンシャル、(3)後工程装置の大型株と比較した割安感、に注目している。

★9:29  キユーピー-SMBC日興が目標株価を引き上げ 海外成長に本物感、資本効率に改善余地
 キユーピー<2809.T>が堅調。SMBC日興証券では、海外成長に本物感、資本効率に改善余地と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は2530円→3500円に引き上げた。

 成長一点張りから利益重視に転換している経営の変化、価格是正力の向上、海外成長のビジビリティが高まってきていることなどを評価。タマゴ事業は、原料安局面でも売価維持に努め、収益性改善への意思は強いとう。北米ではニッチな領域でKEWPIEブランドのニーズが高まり、購買機会が一段と増してきていると指摘。ただし、来期は新工場稼働で、海外は収益の踊り場となり、国内ではコスト高に転じる可能性もあるため、増益率が抑制されるという不安があるとした。今後は資本効率改善に向けての一層の取組みを期待したいとコメントした。

★9:34  KeePer技研-急落 4月度のキーパーラボ既存店売上高2%減
 KeePer技研<6036.T>が急落。同社は1日、4月度のキーパーラボ運営事業における既存店売上高は前年同月比2.0%減だったと発表した。来店台数は同1.2%減、平均単価は0.8%低下となった。
 
 前年同月は最大需要期の12月を除いた売り上げとして過去最高だったほか、今年は営業日数は1日少なく、来店台数が増える休日も1日少なかったとしている。

★9:36  ニッカトー-3日ぶり反落 今期最終益0.3%減見込む 前期は16%減
 ニッカトー<5367.T>が3日ぶり反落。同社は1日、25.3期通期の純利益予想を7.0億円(前期比0.3%減)に、年間配当予想を21円(前期は24円)にすると発表した。
 
 競争が激しくなる部材などについて、一層生産効率を改善し、環境面を配慮した低コスト品の開発を推し進め、それらの関連投資に積極的に取り組むとしている。

 24.3期通期の純利益は7.0億円(前の期比16.0%減)だった。
 
 セラミックス事業において、減収および受注減に伴う工場稼働率の低下や、原材料・人件費の高騰により製造原価が上昇したことが響いた。


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