住友商事-後場上げ幅拡大 今期最終益37%増見込む 新中計と自社株買いも発表
住友商事<8053.T>が後場上げ幅拡大。同社は2日14時15分、25.3期通期の連結純利益予想(IFRS)を5300億円(前期比37.2%増)に、年間配当予想を130円(前期は125円)にすると発表した。市場コンセンサスは4973億円。
非資源ビジネスは、鋼管事業、建設機械事業、不動産事業、アグリ事業などを中心に着実な利益成長を見込む。
24.3期通期の連結純利益は3864億円(前の期比31.7%減)だった。人件費上昇や、北欧駐車場事業およびマダガスカルニッケル事業の減損損失、ミャンマー通信事業における貸倒引当金の計上、資源価格の下落などが響いた。会社計画は5000億円だった。
併せて、2024年度~26年度を対象とする中期経営計画を策定したことも発表した。定量目標として、最終年度の純利益目標は6500億円とする。総還元性向を40%以上として、配当および柔軟かつ機動的な自己株式取得を実施する。累進配当により、配当のさらなる安定性向上および利益成長に応じた増配もめざすとしている。
なお、株価は同時に発表した自社株買いも材料視されている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ