東京鉄鋼－後場上げ幅拡大 今期営業益6％減見込むも自社株買いなど好感
東京鉄鋼<5445.T>が後場上げ幅拡大。同社は7日14時、25.3期通期の連結営業利益予想を100億円（前期比5.9％減）に、年間配当予想を235円（前期は270円）にすると発表した。
コスト上昇などから楽観できない経営環境を想定している。このなかで、高付加価値製品である太径・高強度鉄筋の拡販（地域の拡大や中小物件をターゲット）、および、同社コア商品である継手類の拡販などに取り組むとしている。
24.3期通期の連結営業利益は106億円（前の期比2.4倍）だった。製品価格と原材料価格との差が改善するとともに、販管費などのコスト削減に注力したことが寄与した。会社計画は100億円だった。期末配当は従来予想の180円に対し220円（23.3期末は100円）に決定した。
なお、株価は前期の配当増額や同時に発表した自社株買いなどが好感されている。
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